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2024年01月30日

1561.♪ナイトポーター





孤独の美学?


♪Nightporter/Japan(1982年)


ジャパン!さん、行きますぞ!

正確には、80年代ニュー・ウェイブ、ニュー・ロマンティックより、少し早く、最初は、グラム・ロック風味満載のアイドル・グループなんて、言われていた方々だったんですよね?しかも、本国英国よりも、日本でブレイクした方たちで、その風貌やファッションから、デュラン・デュランさんたちがその後現れた時は、彼らの兄貴分はジャパンさんたちだよね!なんて言われてましたよね?

1974年、英国はロンドン、キャットフォードにて結成。通算3作目「クワイエット・ライフ(1979年)」から、エレクトロ・ポップに変貌し、ジョルジオ・モロダー氏や、我らがニッポンの坂本龍一教授らの影響を受け、独自の音楽を確立して行かれます。通算5作目の「錻力の太鼓(1981年)」を最後に、1982年に解散。最後のツアーには、脱退したロブ・ディーンさんの代わりに、

これまた我らが、土屋正巳氏がギタリストとして参加したんですよねぇ!その後1991年にオリジナル4にて、「レイン・トゥリー・クロウ(1991)年」をリリースし、一時的に再結成を果たすことに。しかし、このグループの音楽的支柱であった?ベースのミック・カーン氏が2011年に亡くなられてしまい、ジャパンはもう2度と見ることが出来ない存在に。

今夜は、彼らの通算4作目のアルバム「孤独な影(1980年)」収録の、シングル・ナンバーを!このナンバーは、アルバム・リリースの2年後、リミックスを施されてシングルカットされた曲のようですね。

メンバー

デヴィッド・シルヴィアンさん(ヴォーカル、ギター&キーボード)、ミック・カーンさん(ベース、サックス&バッキングヴォーカル)、スティーヴ・ジャンセンさん(ドラムス、パーカッション&キーボード)、リチャード・バルビエリさん(キーボード&シンセサイザー)

シルヴィアン氏の孤独の美学?
ダウナー風バラッドだけれど
これも彼らの
もう一方の魅力ですよねぇ?

ピアノとキーボードで歌われる、バラッド・ナンバー!私はジャパンさんたちは、ミック・カーン氏の、揺れるフレットレス・ベースが、スティーヴ・ジャンセンさんのタイトなドラムに絡みつく、独特なリズムを持ったアップテンポの曲が好きなんですが、一方、マイナーコードの暗い雰囲気なバラードも、実は彼らの一方の魅力なのかなぁ?なんてことを、今回聴き直して感じています!

あなたは誰に一番影響を受けた?

と問われたならば、私はやっぱり彼、デヴィッド・シルヴィアンさんだなぁ!メイクアップした妖艶で、退廃的な感じってよりも、最初は、ジャケットを羽織って、スーツをパリっと着こなす、英国ジェントルマン的なところに、カッコ良さを感じたんだよね!もちろん、ロックンローラーの、Tシャツにジーンズっていう、ラフな感じもカッコイイけれど、紳士的な佇まいってやつに、子供の頃から憧れていました。

久しぶりに彼らの音楽に触れ、ミュージック・ビデオを見ると、強烈だよねぇ!今こういうスタイルの方が居ない、いや、私が知らないだけかもしれませんが、やはり、自身が好きだったっていうことを除いたとしても、インパクトは十分だなぁ!と感じます。霧のロンドン!当時中学生の頃、そんなワードを良く聞きましたが、霧の深い夜のロンドンの景色が浮かんで来るなぁ。

シルヴィアン氏のヴォーカル!

彼もまた、というより、彼がもしかしたら元祖なのかな?しゃくり上げて歌う、低いトーンの粘着系の歌声!小林克也氏がおっしゃった、イギリス声!こういうヴォーカルは、苦手な方はもう、絶対ダメだと思うんだけれど、私は逆に、渋い、ダンディなものを感じて、中学生の子供でしたが、とてもかっこよく感じたんだよね。今見ても、メイクアップはちゃっとなぁ?なんですが、やっぱりカッコイイなぁ!と感じます。

坂本教授がシルヴィアンさんの歌詞について、難解で難しい!とおっしゃってましたが、ホントこのナンバーも、実はダブル・ミーニングになっている?とか、全く違う意味がある?・・・なんてことを感じてしまいます。夜のロンドンのホテルにて、好意を持つ女性に、上手く自身の気持ちを伝えられない男の詩?

でも正直になれず、最後には、独り夜明けにホテルに帰って来れば、夜勤のポーターも仕事を終えて帰って行く?そんな単純なことではないような気がするんだけど、ホントのことろはどうなんでしょうか?でも、この難解な歌詞もまた、彼が歌うと哲学的な感じにも聴こえて来て・・・なんて、中学生の頃に彼らの音楽を聴いている女子はちらほら居たようだけど、男子は、ほぼいなかったと思います!

なんで、俺ってもう大人の世界を知ってるんだぜぇ!などと、独り悦に入っていたことを思い出し、とても恥ずかしいんですが、今で言うところの、多様性?人と違って良いんだよね?っていうことを私は、もう80年代の中学生の時に思っていたてことは、良かったのかなぁ?

孤独の美学
孤独のダンディズム

今の時代には、どう映るのかなぁ?


※本日の1曲「♪ナイト・ポーター(Nightporter)(Steve Nye Remix)(1982年)」は、アイルランドのシングルチャートで最高位13位、英国のシングルチャートでは最高位29位・・・を記録しているようです。アルバム「孤独な影(Gentlemen Take Polaroids)(1980年)」は、カナダのアルバムチャートで最高位39位、英国とニッポンで最高位51位、オーストラリアでは最高位86位・・・を獲得しているようです。



posted by のぶそうる at 22:13| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | アーティスト(洋楽)サ行・タ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月28日

CHAI、解散?




日本ばかりでなく、海外でも人気を博し、

そう言えば、

ニルヴァーナさんたちの出発点になったレーベル、

サブポップ・レーベルに属した、

これぞ、日本の新しいポップグループ!と言ったら、

CHAI!さんたち。

最初に聴いた時に、カッコイイなぁ〜!

感じました。ごく普通の、どこにでもいる、若い女の子たち・・・って失礼!でも、だからこその、何とも言えない魅力的な雰囲気は、英語と日本語が混じり合う歌詞に、ポップでありロックでもあり、ちょっと80年代の雰囲気を纏った、正に次世代のスター!を感じました。

そんな彼女たちが、何と!3月12日の東京公演を最後に、解散を発表されたようです。いやぁー、残念だぁ!まだまだ、詳しく彼女たちの曲は聴けてないんですよー。ゆっくり聴いて行こう!などと思っていところで・・・。やはり今現在は、スピードが勝負の時代なんだよなぁ?

思ったら即やらなきゃ!今はそんな時代なんですね?さて、気になるメンバーのその後ですが、それぞれの道を歩んで行かれるようです。ニュー・グループ結成!や、ソロ活動始動!の報を、早く聞きたいですね!

最後のシングルになった、

♪MATCHA

今公開されていますが、彼女たちらしさ全開の、極上ポップソング!サビのフレーズが、いつまでも耳に残ります。ちょっと、坂本龍一教授のソロの時のナンバーっぽく感じたんだけれども、いかがでしょうか?和の雰囲気を中心にしながらも、どこか無国籍?私たちニッポン人の心を、鷲掴みにする曲だよね?

いやいや、残念です!

しかし、
元CHAIさんたちが、音楽シーンを
またまた暴れまわるのを、心待ちにしております・・。




ラベル:chai matcha
posted by のぶそうる at 21:19| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月24日

1560.♪君はToo Shy




魅惑の80'sポップの代表曲だよね!


♪Too Shy/Kajagoogoo(1983年)


カジャグーグー!さんたちは、やっぱりこれだなぁ?

あえて、ベタな曲はこのブログでは外そう!有名どころじゃなくても、良い曲ってあるぞ〜!そんなことで、このブログを始めた私なんだけれども、彼らと言えばやっぱりこのナンバーですねぇ!今宵は、彼らのデビュー作「君はToo Shy(White Feathers)(1983年)」収録の、デビュー・シングル・ナンバーです!

ファンキーなリズムに、
妖艶な雰囲気と
爽やかポップが同居する?
間違いなく、
最強のポップソングだよね!

彼らと言ったら、絶対この曲が出て来ますが、改めて聴き直してみると、彼らしいナンバーだし、やっぱり良いなぁ!この時代は、どうしても高音を強調する時代だったんで、低音がブイブイ来る今の時代に聴くと、物凄〜く軽い感じがしちゃうのは否めないんですが、良〜く耳を澄ませば、まずはベッグスさんのベースが、スラップ&プル!怒涛のファンキーが激しく唸ってます!

ブラザーズ・ジョンソン!の故ルイス・ジョンソンさん!私の大好きなベーシストですが、彼のために、レオ・フェンダー氏が作ったとされている、ミュージックマン、スティングレイが、パーカッシヴな音色で、弾けまくってます!こう言ったプレイのために製造されたベースが、唸りを上げてブイブイ鳴ってますよねぇ?

そして、ストロードさんのシンセドラムである、シモンズの軽快な響きが混ざり合う!今だと、共にシンセにしてしまうパターンが多いですが、あの頃の、これまた言っちゃいますが、人間が一生懸命、機械を操っている?って言うのでしょうか?それが中途半端かもしれないけれど、心地良いんだよなぁ!私たち世代の特徴かもしれません。

アスキューさんのギターは、ファンク調のカッティングで、ニールさんのキーボードが全編を覆い尽くす!これって、兄貴分のデュラン・デュランさんたちと同じで、これぞ、80年代のニュー・ウェイヴ!ニュー・ロマンティック!ですよね?これが気持ち良い、心地良いサウンドだったんだよなぁ!最初はロックンロールから入った私ですが、この揺れるリズムが何ともかっこ良くて、どんどんこっちに引っ張られて行きましたねぇ!

リマールさんの艶っぽい歌声!

さらに、甘く艶があり、独特の歌声を持つリマールさんのヴォーカルがあってこその、カジャグーグーさんたちだったんだなぁ?感じます!デュラン・デュランさんたちも、サイモン・ル・ボン氏の歌声があってこその、デュラン〜でしたよね?さて、このナンバーの歌詞は、男性に翻弄される・・・じゃなくて、逆に、内気な女の子を励ます詩になっているようです!

♪君はあまりにもシャイなんで、目と目で確かめることをする。強くなろうよ!そばにおいでよ!・・・と、男性がシャイな女性に対している詩なんですね?可愛らしい女の子が、もっと自信を持って過ごして欲しいっていうところなのかなぁ?でもあの時代の、特に欧米の女性の方々は、良い意味でとても元気でパワフルだった時代ですよね?ここらへんは、アイドルの彼らが、聴き手の若い女の子たちへ贈った詩?だったのかもしれませんね。

アイドル?
いや、
彼らは
素晴らしいグループだったんだよね?


※本日の1曲「♪君はToo Shy(Too Shy)(1983年)」は、英国、旧西ドイツ、アイルランドのシングルチャートで最高位No.1、スイスとニュージーランドで最高位2位、オーストリアとスウェーデンでは最高位4位、オランダと米ビルボード 100で最高位5位、オーストラリアで最高位6位・・・を記録しているようです。アルバム「君はToo Shy(White Feathers)(1983年)」は、英国のアルバムチャートで最高位5位、旧西ドイツとスウェーデンで最高位7位、オーストリアでは最高位15位、ニュージーランドで最高位17位、オランダで最高位36位、米ビルボード 200で最高位38位、オーストラリアでは最高位53位・・・を獲得しているようです。


posted by のぶそうる at 21:17| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | アーティスト(洋楽)ア行・カ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする