やっぱり
ジャパニーズ・ロックだよね?
♪Time Bomb/UP-BEAT(1987年)
UP-BEAT!さんたち、まだまだ!
今回の曲は、前回の「♪SAYONARA SEKAI(1987年)」の、英国ニュー・ウェイブ・ロック風に対して、良い意味でニッポンのロック!だと感じます。まだこの頃、J ROCKやJ POPって名称が無かった時代ですが、まさしく、カッコイイ〜J ROCKだよね?今宵も、彼らの通算2作目のアルバム「inner ocean(1987年)」収録のナンバーを!
ニッポン人の琴線に触れる
J ROCK、歌謡ロック・ナンバー?
男気のある歌声だし、
カッコイイ〜なぁ!
作詞:広石武彦さん、柳川英巳さん
作曲:広石武彦さん
キーボードがサ〜〜と入って、ギターのリフが唸り出す!そこからは、これぞロックンロール!久しぶりに聴いたんですが、この曲はやっぱりニッポンの歌謡ロックンロールだよね?もちろん良い意味で。そして、広石さんのヴォーカルが男気溢れる低い歌声で、カッコイイです!氷室さんと似ているなぁ?と思っていたんだけど、ちょっと違うかなぁ?氷室さんの方がもっと洗練されていて、器用さを感じるところですが、
不器用だけど男気のある九州男児?
広石さんが福岡は北九州市ご出身で、岩永さんが福岡は行橋市ご出身、東川さんが熊本ご出身で、嶋田さんが鳥取ご出身。そんな彼らが、北九州からデビューされたようですね?♪俺がこの世界に楔を打ち込んで、変えてやる・・・なんて言う熱い歌詞も、やっぱり男気を感じます!若い時は今だけ!うかうかしてられないぜ!でもその時分は、無限の可能性、体力があって何でも出来る時。しかし時間が無い・・・正にロックンロールな詩だよね?でも広石さんて、良く見るとルックスは、洗練されたイケメンさんなんだよね?このギャップが、女の子たちを虜にするんでしょうか?
ライヴ・ヴァージョンを見させてもらえば、さらに低いトーンの歌声で、がっつりパワフルで・・・男から見てもカッコイイと感じるんじゃないかなぁ?そしてリードギターを担う、岩永さんのシンプルなんだけれど、インパクトのあるフレーズが光ってますよね?ライヴだと、レスポール、テレキャスターと、いろいろとギターを換えているようですが、試行錯誤していらっしゃったのかなぁ?でも、
後のヴィジュアル系と言われる方たちが、ハードロック/ヘヴィ・メタル系なのに対して、ニュー・ウェイヴ・ロックやパンクに影響されていらっしゃるように感じます!レスポール・ジュニアを弾く、東川さんがこの曲では、バッキングに徹しているのもグッドですね?私は、80年代のニュー・ウェイヴでは、ポップな方のニュー・ロマンティックの方が好きだったんで、ニュー・ウェイヴでも、
ロックな方をあまり聴かなかったんで良く分からないんですが、キュアーさんとか、バウハウスさんとか・・・そちらの方からの影響が大きいんでしょうか、UP-BEATさんたちは?キーワードはやはり、デヴィッド・ボウイさん!ってことかなぁ?今また、巡り巡って来てる音楽のような気がするんですが、どうかなぁ?
ニッポンのロックンロールだからこそ
私たちの耳に心に残って行くんじゃない?
なんか聴いてて感じています!あの頃は、絶対的に欧米の人たちの方じゃなきゃ!ニッポンのグループなんて・・・などと、洋楽ばっかり聴いていた私でしたが、80年代もだんだん下って行くと、ニッポンのグループやアーティストの曲が、やはり歌詞が日本語ってのもあると思うんですが、良いよねぇ!に変わって行きました!もちろん今も、欧米のポップ・ミュージックやロックで素晴らしい!ってのも、た〜くさんありますが・・・。
色褪せぬニッポンの歌・・・。
※本日の1曲「♪Time Bomb(1987年)」収録のアルバム「inner ocean(1987年)」は、オリコンのアルバムチャートで最高位26位を獲得しているようです。