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2024年09月15日

1623.♪この愛にすべてを




ハードロック・ミーツ・ファンク?
このごった煮感が彼の魅力だよねぇ!


♪Simply Irresistible/Robert Palmer(1988年)


ロバート・パーマー!さん、今度はソロで!

お次は、これだぁ〜!

この曲収録のアルバム「ヘヴィ・ノヴァ(1988年)」の一つ前のアルバム、「リップタイド(1985年)は、リアルタイムにそれこそ、毎日のように聴いていたアルバムでしたが、その次は、当時の旬の曲集!的な感じで友達が作ってくれたカセット・テープの中に、この曲が入っていて、この曲だけ聴いて満足してしまったんですよね。その後後追いで聴くことになったんですが、

正に、ごった煮的な感じで、そうかぁ!この方はやっぱり、いろいろものを取り入れる、キャパの広い方だったんだなぁ?と感心しました!ウィキペディアを読むと、初期の英国時代もやはり、いろいろな要素をふんだんに取り入れていたようです!なるほど、この時代に活躍されたってのが、ピッタリとハマったってことになるのかなぁ?難しいことよりも、エンターテインメントがまず先っていう!私は好きですねぇ〜、今でもこっちが!

さて本日のナンバーは、前述した彼の通算9作目のアルバム「ヘヴィ・ノヴァ」収録で、1stシングル・ナンバーです!

80年代風ハード・ロックと
ファンクが融合?
あくまで
エンターテインメントなのが最高です!

ミック・ジャガーさんのソロなどに参加されている、アメリカン人ギタリストの、エディ・マルティネスさんがエレクトリック・ギターで参加!これぞな、♪キュイ〜〜〜ン、ギュイ〜〜ン・・・のフレーズを、余すことなく聴かせてくれていて、言わばパワー・ステーションの、アンディ・テイラーさんの次の役割を、しっかりと担っています!

フランク・ブレアーさんがベースを、ドニー・ワインさんがドラムスを担当!このお二人は良く知らない方々なんですが、これがまたファンキーなリズムを奏でていて、パワー・ステーションほどではないけれど、普通のハード・ロックじゃないリズム?いや、やっぱりハード・ロックかなぁ?でもあの時代の、シャキっと際立つ心地良いグルーヴを聴かせてくれて、ホント気持ち良いんだよなぁ!

そこに、

圧倒的存在感のヴーカル!

が登場!しかしパーマーさんて、七色の歌声を出す方なんだよなぁ?この曲では、パワー・ステーションの時と同じように、パワフルで圧の強い、でもソウルフルな、何とも説明出来ない魅惑の歌声を披露!そんな魅力的なヴォーカルが、バックのサウンドをすべて纏って、正に、ザッツ・エンターテインメント!理屈抜きのショーを魅せて下さっています!カッコイイ〜なぁ!

彼は次のアルバムでは、スティーヴン・スティーヴンスさんを!その次には何と!ヌーノ・ベッテンコートさんを招聘するんですよねぇ!一体どういうつもりなんだぁ?なんて声が聞えてきそうですが、それだけキャパが広い方なんだよなぁ?言わば、音楽ってのは区別するもんじゃなくて、融合させて楽しむもんなんじゃないのかい?だって楽しいだろう?なんてパーマーさんの声が聞えて来そうです。

前作はパワー・ステーションと同じく、シックのベーシスト、バーナード・エドワーズさんがプロデュースを担われていらっしゃいましたが、今回はパーマーさんが、自らプロデュースを担当しています!ご自身のホント、好きなことを好きなだけ演っちゃうぞ〜!ホント、そんなアルバムになっているよねぇ?でも出来ることならば、パワー・ステーションの活動を80年代にもっと演って欲しかったなぁ!なんて思うんだけれど・・・。

♪ただもう彼女は魅惑の女だぁ!

またまた、魅力的な女性に翻弄される男を描く詩ですよねぇ?80年代ってこういう詩がやっぱり多かったんだなぁ?というか、いつの時代も女性に翻弄され、振り回される男って、情けないように見えて実は、女性が放っておけない男を指しているのかもしれません!男が威張っているよりも、女性が、威張るんじゃなくて、女性が主役を担う社会の方が、私は絶対に良いと思う!

何か、上手く行くように感じます!何も男性を卑下するってことじゃなくてね。またこの時代にあった、ちょっと笑えるっていうのが、今の時代には必要なんじゃないかなぁ?なんて感じているんですが・・。しかしパーマーさんは、早逝されてしまいました。本当に残念ですよねぇ?おおらかで、パワフルでそして、ダンディな歌い手さん!絶対に音楽好きな人たちの心に、いつまでも残って行くことでしょう・・・。


※本日の1曲「♪この愛にすべてを(Simple Irresistible)(1988年)」は、米ビルボード・ロック・シングルチャートと、オーストラリアのシングルチャートで最高位No.1、米ビルボード 100で最高位2位、ニュージーランドで最高位6位、英国では最高位44位、旧西ドイツで最高位57位・・・を記録しているようです。アルバム「ヘヴィ・ノヴァ(Heavy Nova)(1988年)」は、オーストラリアのアルバムチャートで最高位2位、米ビルボード 200で最高位13位、ニュージーランドで最高位14位、英国では最高位17位、オランダのアルバムチャートで最高位42位、スウェーデンで最高位47位、旧西ドイツでは最高位50位・・・を獲得しているようです。そして本日の1曲「♪この愛にすべてを」で、第31回米グラミー賞(1989年)の「最優秀ロック・ヴォーカル賞」を獲得しているようです。

そうそう、ミュージック・ビデオがまた凄いことになってるんだよねぇ!前作収録の「♪恋におぼれて(1986)」の続編ともいうべき?美しいお姉様方が何人も登場!そんなお色気ムンムンの中で、ダンディなパーマーさんが、渋く決めて歌っている!これがまた、平和?何とも言えない魅惑の瞬間だと、私は今見ても感じています。


posted by のぶそうる at 22:22| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | アーティスト(洋楽)ラ行・ワ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする