30周年を迎え、武道館でライヴを演ったそうですねぇ!なんと!Boowy.やComplex.の曲も歌ったそうで・・・観に行きたかったなぁ〜!本日は、そんな節目を迎えたニッポンが誇るギタリストであり、アーティスト、布袋さんのナンバーを!
ラストシーン/布袋寅泰(1996年)
♪試聴へ!
イイ曲ですよぉ〜!
この曲は私にとっては、
♪カラオケで当時、よ〜く歌わせてもらったナンバーなんだよねぇ!
「高い声が出なくなっちゃったよぉ!」と嘆いていた私は、当時流行っていた、ミス・チルやスピッツ、シャ乱Q・・・が上手く歌えなくて困っていました。そんな時このナンバーを知って、即シングルを買いに行ったもんです。低めのトーンがとても歌いやすくて(難しい曲ですが)、心地イイなぁ〜!って感じたのを今も良く覚えていますねぇ。
この曲は、
通算5作目のアルバム、
「King & Queen.(1996年)」収録で、
先行シングル(11作目)ナンバー!
エガちゃん(★江頭2:50氏)の出場テーマソングとして有名になっちゃた(笑)、布袋さんの代表曲♪スリルも、このアルバム収録なんですよね。10作目のシングルカット・ナンバー!他にも、★ブライアン・セッツァーと共演した、♪Runaway!Johnny!!(この曲もかっこいいぞ〜!)もオープニング・ナンバーとしてこのアルバムに収録されていますねー!
さて聴きどころは?
せつなくて、カッコイイ!
ギター・バラードですねぇ!
改めて聴いて、
感激しちゃったぁ〜ぃ!
カッコイイよぉ〜!
リズムマシーンやシンセベース・・・テクノロジーを使った電子サウンド!なんだけど、何かと〜っても温もりがあるんだよね。メロディ?曲の展開?それとも、ヴォーカル?いろいろ考えてみたんだけど、ずばり、ギター!なんだよねぇ?良く、ギターが泣いているとか、ギターに感情が乗り移っているなんて言われるけど(ゲイリー・ムーアのギターはホント泣いてましたよねぇ!)、布袋さんの感情そのものがギターと一体化してるんだよなぁ〜。実は、凄く人間臭い人なんじゃないかなぁ?ってリアルタイムで聴いた時も思ったんだけど、今また聴くと、益々そう感じずにはいられませんね。
どちらかって言うと、
氷室氏の方が、感情を剥き出しにしてストレートにぶつけてくる人!って思っていた(そう思っていた人多いと思う)けど、実は布袋さんの方が断然ストレートだよねぇ?氷室氏は、いたってクール。二人共年を重ね、どんどんかっこよくなってるってのはおんなじなんだけどねぇ・・・。
♪ポコポコ・・・鳴る、ちょっと古臭い雰囲気満載のリズムマシーンから、一転して、正に布袋節なギター・リフが主旋律を担ってドライヴする!カッコイイですぅ。そんでもって、布袋さんの太く力強いヴォーカルが登場!野太い声だよねぇ?Boowy.時代からバックコーラスで、そのぶっとい声は経験済みだったけど、改めてじ〜っくり聴くとビックリするぐらい、パワフルです!
このへんも、
痩身でお洒落な欧州系の布袋さんに対して、同じお洒落系でも、★エルヴィスや、★矢沢永吉氏を想像させる男らしい氷室氏!ってのが大方のイメージだったと思う。でも実際は、布袋さんの方が、どんどん男気溢れる雰囲気になっちゃったぁ!思いません?凄く人間臭い感じがするし・・・。
サビが泣かせる、王道のバラード!
デヴィッド・ボウイっぽいよね?やっぱり彼のルーツがそこかしこに見られる。ギター・リフなんかは、XTC.とかの影響も感じる。英国系の哀愁のバラード?って言うのかなぁ〜。ウェットで、せつなくて・・・。ただ、布袋さんが歌うと私は、和を凄く感じるんだよなぁ〜!はっきりと、聴いている人にしっかり伝わる、活舌のイイ歌い方が。母音で終わる日本語が、凄くマッチしてるように感じるんだよなぁ〜。英国風に、そんな和が加わることによって、布袋ワールドが完成してるんじゃない?なんて思っちゃいます。
シンプルなんだけど、
味のあるギター・ソロが、
まぁ〜たイイんだよね!
昔は、ソロを弾かないギタリストだった布袋さん。
でもソロ弾いたら、こんなにも味のある渋いフレーズが飛び出す!当時、やっぱすげぇ〜なぁ!悲しい、せつない、でも・・・っていう感情が、ギターに乗り移ってますよねぇ?この頃って、まだフェルナンデスの布袋モデルだったのかなぁ?太くてあま〜いトーンは、★ハムバッカーの音に感じるんだけど、シャキッとした抜けの良いとこは、★シングルコイルのサウンドだよねぇ?一発で、布袋さんの音って分かるとこがさすがです!
この曲のバックコーラスには、
現在の奥様の、
今井美樹さんが参加してるんですよね!
途中のブリッジのところで、かけ合いになってますが、彼女の優しげな歌声がまた、曲を盛上げてますなぁ!英国系なんだけど、人肌のある感じ+和な雰囲気に、北欧のスウェディッシュ・ポップの要素も入って来ちゃった感じ?お洒落なんだけど、ナチュラル!ゴ−ジャスなんだけど、素朴な感じ?そのへんの加減が、絶妙なんだよなぁ〜。
確かこの後、
今井美樹さんの大ヒット曲、♪Pride.がリリースされるんだよね?
何か、
この曲との繋がりを感じるなぁ!感じません?
今の季節の、
夜の帰り道に
ゆ〜ったりと歩を進めながら
・・・なんて、絶対合うと思うなぁ。
ロックンロールで、縦横無尽に駆け巡るエネルギシッシュな布袋さんも最高ですが、ちょっとせつない哀愁のバラードを歌う布袋さんも、これまたイイぞぉー!未体験の方々には、ぜひ、聴いて欲しいナンバーです。出来れば、「King & Queen.」お〜っと、廃盤なんですかぁ〜今?残念だぁ〜。アルバムで聴いて欲しいんだよなぁ〜。
悲しいね
終りを迎え
でもそれは
新たな旅の
始まりなのかも?
(のぶそうる作)
布袋ワールド!
浸りましょ〜う。
※本日の曲、♪ラストシーンは、オリコンのシングルチャートで最高位3位を!1996年度の年間順位は51位を記録しています。
♪試聴へ!(ライヴ・ヴァージョン)