悲しみを背負った女性の・・・。
♪Private Dancer/Tina Turner(1984年)
ティナ・ターナー!様
やっぱりこの曲も聴かなきゃ〜ですね?
久々に聴いた、アルバムのタイトル・ソング。このアルバムで、遂に各国でNo.1を勝ち取ったターナー様ですが、人懐っこそうな優しい笑顔の中に、何とも言えない憂いを感じたことを、思い出します。彼女がお亡くなりになられたことで、また彼女が、元夫から凄絶なDVを受けていたこと。そして、裸同然で彼から逃げ出したと言うことが、今また、ピックアップされているみたいですね?ターナーさんご本人が書いたことで、
同じような仕打ちを受けていた人たちを、大いに励ましているという、素晴らしい話もあるようですから、良いなぁ!と思う反面、なぜこのような、一方的な暴力行為がなくならないんだろうか?と、どうしても感じてしまいますよね?さて今夜も彼女の、正に大復活後を遂げたアルバム「プライベート・ダンサー(1984年)」収録で、シングル&タイトルソングを!
大金で雇われたダンサー?
淡々と語られる歌詞がせつなくて
でも、
大人のポップロックソウル?
が、かっこ良いぞー!
男性を癒すため、それも見知らぬ男性を癒すために、一緒にダンスを踊る!すべては生きるため?淡々と語られる詩が、何とも切なくて。しかも実際にティナさんは、元夫にDVを受けていた経験があるようですから、正に真に迫って来ます。そう言ったご経験を知らないで、私は聴いていたんで、今また聴いてみると、全く違う曲に聴こえて来てしまうなぁ。
でも、大人の女性の色気のある、そして、ソウルフルな歌声を存分に楽しめる、カッコイイ曲ですよね!リズムセクションも、ギターもキーボードも、この曲は生演奏なんで、人肌があって、歌詞は悲しいですが、うっとりしてしまいますよー!間奏のギターソロは、何と!これまた最近、天に召された、スーパー・ギタリスト、ジェフ・ベックさんが担っています!
右手も指で弾いて、はじいてますよね?クリーン過ぎるトーンの音の中に、ベックさんだよねぇ?って瞬間も感じられて、悲しみのメロディがさらに悲しく響きます。しかし旋律は、今また流行っているシティ・ポップが好きな方々には、受けるんではないかなぁ?大人のロック?アーバン・ソウル?哀愁の80年代ポップ?80's R&B?・・・お洒落な雰囲気満載で、私たちの世代、いやちょっと上の方々かなぁ?皆さんお好きな音楽ですよね?
最初は低く、徐々に盛り上がって行って、ガツンとはじける、スモーキーでパワフルなヴォーカル!素晴らしいです!こればっかりは、アフリカンの人たちにしか出せない歌声ですよね?何とも言葉では説明出来ない、極上の歌声!やっぱり凄いなぁ〜って思います。この歌声を生で、ライヴで聴きたかったなぁ!もう叶いませんが。
忘れられない歌声
いつまでも響き続ける旋律
ティナ・ターナーよ永遠に・・・。
※本日の1曲「♪プライベート・ダンサー(Private Dancer)(1984年)」は、オランダのシングルチャートで最高位4位、ベルギーで最高位5位、米ビルボード 100で最高位7位、カナダでは最高位11位、旧西ドイツのシングルチャートで最高位20位、オーストラリアで最高位21位、英国では最高位26位・・・を記録しているようです。アルバム「プライベート・ダンサー(Private Dancer)(1984年)」は、米ビルボードR&Bシングルチャート、オーストリア、カナダのアルバムチャートで最高位1位、旧西ドイツと英国で最高位2位、米ビルボード 200、オランダ、スイスで最高位3位、オーストラリアでは最高位7位・・・を獲得しているようです。
ラベル:プライベート・ダンサー ティナ・ターナー