ファンクと英国デカダンの融合?
♪Instinction/Spandau Ballet(1982年)
スパンダー・バレエ!さん、よろしくです〜!
デュラン・デュランさんたちの盟友であり、音楽性も、メンバーの雰囲気も、凄く似ていたのが?彼ら、スパンダー・バレエさんたち!私にとっては、今も大好きな二大グループなんだけれど、今現在も、しっかりと活動しているデュラン・デュランに対して、中々活動が、と言うか、シンガーのハドリーさんはグループを脱退してしまい、ソロへ!一方グループの方は、若手のシンガーを新たに招聘したけれども、中々活動の報が聞こえて来ないのが、
スパンダー・バレエさんたち。ハドリーさんがもう居ないのもショックなんですが、グループの方はどうしたんだろう?ギターでリーダーのギャリーさんもまた、ソロアルバムを出してますよね?ホント、好きなグループなんで、ひじょ〜に悲しいです。今夜は、彼らの2作目のアルバム「ダイアモンド(1982年)」収録で、4thシングルナンバーです!
メンバー
ギャリー・ケンプさん(ギター、シンセサイザー&バッキングヴォーカル)、トニー・ハドリーさん(リードヴォーカル)、マーティン・ケンプさん(ベース&バッキングヴォーカル)、スティーブ・ノーマンさん(パーカッション、バッキングヴォーカル他)、ジョン・キーブルさん(ドラムス)
ファンクミュージックと
英国デカダン、そして、
ポップロックとの見事な融合!
全く色褪せてないよね?
ギターのギャリーさんの実弟であられる、マーティン・ケンプさんの、跳ね上がって、ブイブイ鳴っているベースと、エレクトリック・ドラムをこの時は使用していらした、ジョン・キーブルさんの、これまたファンキーなドラム!リズムが核になったナンバーだよね?そしてもちろん、ホーンが炸裂していて、これぞファンク!でも、メロディは、Bメロ(サビ)で一気に、英国デカダン風に変わって行く!
キーボードの機械的なサウンドも入って来て・・・。でも、これがスパンダー・バレエなんだよなぁ!久しぶりに、いや、思い出しては良く聴いてるんだけど、やはり好きだなぁ!そしてそして、ソウルフルで可憐?
トニー・ハドリーの珠玉のヴォーカル!
ハドリーさんの歌声!可憐?いや違うなぁ!男性だし。そう、上品って言った方が良いかな?この方も、粘着系のあの時代の歌い手さんですが、ビング・クロスビー氏のような、スタンダード・ソングや、パット・ブーン氏のようなバラードを歌ったら、絶対にハマる方ですよね?ルックスもそうだけれども、パリッとしたジェントルマン!まだ若いのにすでにダンディ?これが私が、憧れたところなんだよなぁ!
ギャリーさんがコーラスを入れて、掛け合いのかたちになっているところなんかも、古き良きポップミュージックを感じて、また良いし、そこにデジタル風味も混ざって来る!見事な融合だよなぁ!やっぱり、この時代のニュー・ロマンティックやニュー・ウェイヴ系の人たちって、黒い音楽との融合が合言葉だったのかなぁ?カルチャー・クラブさんなんかは、レゲエのリズムを取り入れたりしてましたよね?
歌われる歌詞の方は、いきなり、♪共産主義のホテルの部屋・・・なんて言葉が出て来て、読み進めて行くんだけれど、難しいんだよね!デュラン・デュランのサイモン・ル・ボンさんの詩も難解と言われているけれど、ハドリーさんもそうなんだよなぁ!インスティンクションって、本能とか直感ってことですが、中々ストーリーが読めないです。
英国人の独特の言い回しとか、歴史を理解していなければ、本当の意味は、分からないのかもしれませんね?ただ、それほど歌詞の意味を理解していなくても、このグルーヴには酔いしれてしまいますぞー!そうそう、パーカッション以外に、サックスも鍵盤楽器も出来ちゃう、マルチプレイヤーである、スティーヴ・ノーマンさんは、この頃はパーカッションに専念されていたんですね?本日のナンバーでは、
パーカッションのソロを披露!ちょっとラテン風味を感じさせてくれて、考えてみると、いろいろな要素を取り入れていても、スパンダー・バレエの音楽!って言うところがあっぱれです!ホーン・セクションはゲストミュージシャンを迎えて、あのバグルスで有名な、トレヴァー・ホーンさんがこの曲ではプロデュースに参加されています。なるほど!先鋭的な曲だったのは、彼の存在も大きいですねぇ!
いやいや、色褪せてません!
出来るならば、
オリジナル・メンバーでの再結成!
してくれないかなぁ?
なんて・・・。
未体験のポップ好きな若い人たちに
ぜひ聴いて欲しいですね!
※本日の1曲「♪インスティンクション(Instinction)(1982年)」は、英国のシングルチャートで最高位10位、アイルランドでは最高位20位、オーストラリアで最高位35位・・・を記録しているようです。アルバム「ダイアモンド(Diamond)(1982年)」は、ニュージーランドとスペインのアルバムチャートで最高位9位、英国で最高位15位、スウェーデンでは最高位22位、オーストラリアのアルバムチャートで最高位39位、カナダで最高位40位・・・を獲得しているようです。