ラテン風味香る珠玉の1曲!
♪Pleasure/Spandau Ballet(1983年)
スパンダー・バレエ!さん、まだ行きます!
彼らの2ndアルバム「ダイアモンド(1982年)」を聴いていたんですが、やはり次のアルバム、「トゥルー(1983年)」も聴きたくなってしまいました。いつものパターンで?結局こっちが、私にはイチオシなんだよなぁ!今また感じております!今宵は前述した、彼らの通算3作目のアルバム「トゥルー(1983年)」収録で、欧州のみシングルカットされた曲であり、アルバムのトップを飾るナンバーです!
ラテン風味香る旋律に
ハドリーさんの歌声が映える!
マイナー調なのが
やはり彼ららしいのかなぁ?
彼らの名盤と言われている作品の、トップを飾るナンバーですが、大袈裟なことなどなく、淡々と流れて行く軽快な1曲ですよね?ただ、彼らは、ラテン風味も感じさせてくれるグループだったんだなぁ?って、今回また聴いていて感じております!(コンパス・ポイントでレコーディングされたアルバムだったんだぁ〜、そう言えば!)その最たる曲が、本日のナンバー?
もちろん他の曲にもあるんだけれど、久しぶりに聴いてみると、マイナー調が彼らに合ってるよなぁ!また出て来ちゃいますが、盟友デュラン・デュランさんたちと同じく、ファンキーで揺れるリズムの、でも欧州っぽい雰囲気のメロディが流れて来ます!しかし進んで行く内に、カリビア〜ンな音楽に?メロディもそうなんだけれども、スティーブ・ノーマンさんのパーカッションのリズムが、そうさせるのかなぁ?
そして彼はこの曲では、サックス・ソロも披露しているんだよねぇ!次のアルバムではノーマンさんは、パーカッションに専念されているようですが、このアルバムでは珠玉のサックスプレイを、惜しげもなく聴かせてくれていますよねぇ?これがまた良くて、さらにカリビア〜ンな世界を演出しています!そこに、ハドリーさんの上品で渋い歌声が入って来ます!映えますよねぇ?
何だろう?トラッドって言葉が一番合うんでしょうか?パリっとしたルックスもそうだけれども、その歌声も、艶があって、でも気品のある渋いヴォーカルに、男でも魅了されてしまうんじゃないでしょうか?紡がれる歌詞の方は、これまたちょっと難解?喜び!英会話の中で良く、サンキュー!の後に、どういたしましてっていう意味で、マイ・プレジャー!と続きますが、本日のナンバーでのプレジャーは、また違った意味があるのかなぁ?
ただこの曲も、歌詞の本当の意味は分からなくても、その旋律に、グイグイと引っ張らっれて行っちゃいます!アルバム「トゥルー(1983年)」の主要なナンバーは、もうこのブログに書かせて貰っていますが、ホント良い曲がたくさん収録されています!未体験の方々は、ぜひアルバムを通して楽しんで欲しいなぁ!明るいコードの曲もあるし、せつない雰囲気の曲もある。
でも彼らは、マイナー調の曲の方がマッチするのかなぁ?デュラン・デュランさんたちも同じくで、やはり英国人だから?アメリカンとは違うんだろうね?もう2023年の今現在となれば、イギリスだからとかアメリカだからとか、あんまり違いはないような気がするんですが、や〜っぱり、欧州の音楽とアメリカ大陸の音楽は違うんだよなぁ?もちろん私たちのアジアの国とも。
特にポップミュージックに関しては出尽くした!とは言われますが、今もまた新しい音楽が産まれているわけで、う〜ん・・・音楽ってやぱり深いんですね?こうやってオリジナル5の彼らの曲を聴いていると、またオリジナル5が復活しての、新作が聴きたいところですなぁ!そして、リーダーであり、ソングライターのギャリー・ケンプさんの才能に、凄ぇ〜なぁ!と思うばかりです。
※本日の1曲「♪プレジャー(1983年)」は、オランダのシングルチャートで最高位27位、ベルギーで最高位32位、旧西ドイツでは最高位61位・・・を記録しているようです。アルバム「トゥルー(1983年)」は、英国、オランダ、ニュージーランドのアルバムチャートで最高位No.1、スペインで最高位2位、オーストラリアでは最高位4位、旧西ドイツとカナダで最高位8位、スウェーデンのアルバムチャートで最高位13位、米ビルボード 200で最高位19位・・・を獲得しているようです。
このアルバムは、バハマはナッソーにある、コンパス・ポイント・スタジオでレコーディングされた作品なんですよね?クリス・ブラックウェル氏(アイランド・レコードの設立者)によって設立されたスタジオ。このスタジオの代表的プロデューサーで、デュラン・デュランの「セヴン・アンド・ザ・ラグド・タイガー(1983年)」のプロデュースでも有名な、アレックス・サドキン氏が活躍したことでも有名なスタジオだったんですよね?潮の香りと共に、80年代を強く感じます・・・。