友への鎮魂歌・・・。
♪Back On The Chain Gang
/THe Preteders(1982年)
プリテンダーズ!さんたちご登場!
男勝りな、カッコイイ女性!
まだまだいらっしゃいます!プリテンダーズのシンガー、クリッシー・ハインドさん!リアルタイム時には、キンクスのレイ・デイヴィス氏とご結婚された方で、女性ロックンローラー!・・・ぐらいしか知らなかったんですが、40代になってからだったかなぁ?本日のナンバー収録のアルバム他を聴く機会に恵まれて、いやいや、凄いカッコイイ〜グループなんだなぁ!と感じました。
でもまた結局、それ以上は聴いてないんだよねぇ!彼らも、聴かなきゃシリーズの人たちですね!今夜は、彼らの通算3作目のアルバム「ラーニング・トゥ・クロール(1984年)」収録で、初のトップ10ヒットを記録したナンバーです!
メンバー
クリッシー・ハインドさん(ヴォーカル、ギター)、ビリー・ブレマーさん(リード・ギター)、ロビー・マッキントシュさん(リズム・ギター)トニー・バトラーさん(ベース&バッキングヴォーカル)、マーティン・チャンバースさん(ドラムス、バッキングヴォーカル)ジェレミー・アロムさん(ハンマー音のエフェクト)、マルコム・フォスターさんが正式なベース担当として、他のナンバーでは演奏しているようです。
バンドメイトお二人の
死に直面した彼女の
彼らへの鎮魂の歌が、
穏やかに響き渡る・・・。
このナンバー!ちょっとアメリカのカントリー・ミュージックっぽい、何とも穏やかぁ〜な雰囲気を持つ、ロックンロール・ナンバーなんで、穏やかぁ〜な詩が付いていると思っていたんですが、実は違うんですね?プリテンダーズとして一緒に活動して来た、ベーシストのピート・ファードンさんが、ドラッグの中毒になってしまわれ、解雇されてしまいます。そして今度は、ギタリストのジェイムズ・ハニーマン・スコットさんも、
続いてドラッグ中毒により、亡くなってしまわれます。(ファードンさんも後に死亡)まさか二人も・・・哀しみに打ちひしがれたハインドさんが、この状態から這い上がろう!また演って行こう!と、彼らを偲びつつ作った、正に鎮魂の歌だったんですね?ビックリしています!洋楽のナンバーは、リアルタイムの頃はもちろんですが、意外に歌詞はあまり気にしてなくて、サウンドやフレーズやメロディ、各楽器の音、歌い方・・・なんかで、十分楽しめたんですよね!
ただ最近、やっぱり歌詞も知らなきゃだよなぁ!と思っていて、対訳があればそれをじっくりと読んで、なければ、一生懸命意味を、辞書やネットで調べて、考えて聴くことにしています!こういうことを歌っていたんだぁ?って、驚いたり、やっぱりこれのことを歌っているんだよね!とか、実は違う意味があったのかぁ?と、知っている歌が、聴いたことのない曲のように聴こえて来て・・・歌詞は知っておくべきだなぁ!と感じています。
そんなことを考えているんで、今回のこの曲の詩の内容を知って、ハインドさんは、絶望の淵に立たされていたんだなぁ?だからこその鎮魂の歌なんだよなぁ?だからこその、穏やかな旋律だけど、ミュージック・ビデオにも見られるように、何となく哀しみを背負ったような表情をしていたのかぁ?と。
改めて、もう時代は80年代に入っているのに、ドラッグの問題が、いやこの時代もまだまだ蔓延していたんでしょうか?辛いお別れだったことでしょう!「チェイン・ギャング」って言うのは、いわゆる、強制労働者のことを指していて、鎖に繋がれている囚人の方々のことを言うようです。そんな状態をハインドさんは今の、自身の状況とダブらせた!ってことなのかぁ?いやいや、こんなに深〜い意味があったとは知りませんでした!そんな曲ですが、いや、だからこそなのか、鎮魂の歌にしながらも、この状況を切り抜けよう!って言う、再生の強い意志も感じられて、
哀しい視線と共に、力強い眼差しも感じられて・・・ホント、男性ロッカーよりも、この方はカッコイイなぁ!と、惚れ惚れしちゃってます!60年代のキンクスさんや、ザ・フーさんなんかからの影響が大きいようで、私はこの時代の方々をじくりと聴いてないんで、何とも言えないのですが、それにプラス、やっぱり爽やかで穏やかな旋律が、シャキっと軽やかで、80年代を強く感じるんですが、いかがでしょうか?
友への鎮魂歌
ずっとずっと
聴き継がれるナンバーですね・・・。
※本日の1曲「♪チェイン・ギャング(Back On The Chain Gang)(1982年)」は、米ビルボード・ロック・シングルチャートで最高位4位、米ビルボード 100とカナダのシングルチャートで最高位5位、オーストラリアで最高位11位、ニュージーランドで最高位14位、英国では最高位17位、オランダで最高位31位・・・を記録しているようです。アルバム「ラーニング・トゥ・クロール(Learning To Crawl)(1984年)」は、スウェーデンで最高位3位、カナダのアルバムチャートで最高位4位、米ビルボード 200で最高位5位、英国とオランダで最高位11位、オーストラリアとノルウェーでは最高位18位、ニュージーランドのアルバムチャートで最高位19位、スイスで最高位30位、旧西ドイツでは最高位38位・・・を獲得しているようです。