メロウ、スタイリッシュ・ファンク!
♪Light Up The Night
/Brothers Johnson(1980年)
ブラザーズ・ジョンソン!さん、まだまだ!
メロウなナンバーが良いなぁ!
なんですが、彼らと言ったら、アップテンポだよね!揺れる熱い、でもどこかメロウで上品で、スタイリッシュなファンクとでも呼べば良いんでしょうか?カッコイイんだよなぁ!本日も、彼らの通算4作目のアルバム「ライト・アップ・ザ・ナイト(1980年)」収録で、シングル&タイトル・ナンバーです!
熱いファンクネスが唸ります!
でも、
あくまでもスタイリッシュで上品で
これが彼ららしさなんだよね?
ジョン・ロビンソンさんと共に、ルイス・ジョンソンさんがリズムセクションを担い(ルイスさんはこの曲では、シンセベースと併用させてますよね?)、この曲はギターとリード・ヴォーカルを、ルイスさんの実兄、ジョージ・ジョンソンさんが担当!他はほぼ、前回の「♪トレジャー」と同じなんだけれども、本日のナンバーでは、ストリングスとホーン・セクションが強力にバックアップ!
しかし、ゴリゴリでブイブイと言うのではなく、あくまでもスタイリッシュに奏でられるのが、彼らのファンクなんだよねぇ?アマゾンにレビューされてる方が、「とにかく歌が下手です!」って書かれていて、ちょっとショックだったんだけれど、確かに、テディ・ペンダーグラスさんや、バリー・ホワイトさんなんかと比べたとしたら?影が薄くなっちゃいますよね?
でも私は今回聴き直してみて、だからこそのブラザーズ・ジョンソンさんなんじゃないかなぁ?なんて感じました。さらっと歌う!からこそ、エレガントにスタイリッシュになるんじゃないかと。もちろん、バラッドなんかでは、珠玉の歌声を持つシンガーさんが、絶対に必要なわけだけど。ただ前述したレビューされてる方が、「楽器演奏は素晴らしいです!」と書かれていらっしゃるように、
それぞれのプレイ、そしてアンサンブルがお見事ですよね?こちらも、さらっと演っているように聴こえるかもしれませんが、耳を澄ませば、やはりテクニックのレベルの高さ、皆で合わせる時のその極上のグルーヴが、素晴らしいです!
これがブラザーズ・ジョンソン!
なんだよね?
ジョージさんの歌声も、目立たないかもしれませんが、とても優しい歌声で、だからこそ、弟さんのベースが唸りを上げているのが、際立つんではないでしょうか?なんて・・・。そして、もっと前の70年代の彼ら方が、スモーキーな雰囲気もあり、もっと良いかなぁ?とも感じるんだけれど、80年代の、正に空気が変わった瞬間を察知して、よりまたレベルアップし、シンセサイザーを取り入れ、堂々と売れ線を狙ったってのも、
彼らの嗅覚であり、プロデューサーである、御大クインシー・ジョーンズ様の才能ですよね?70年代は素晴らしい時代だったけれど、もう終わったんだよ!これからは80年代だぁ!って言う、意気込みって言うのかなぁ?が、聴いていて凄く感じられません?ここらへんもセンスがありますよね?
歌詞の方は、♪夜を浮かび上がらせろ?愛を燃やせ?とても前向きな感じの言葉が、ファンキーでアップテンポな曲に合っていて、これまた上がります!もしかしたら別の意味があるのかもしれませんが、シンプルで前向きな詩が、この曲にはピッタリと合いますよね?やはり愛なんだよなぁ?スティーヴィー様がおっしゃっていた、「今こそ愛する時!」今こそ必要なのかもしれませんぞ!
メロウ、スタイリッシュ・ファンク!
カッコイイです!
※本日の1曲「♪ライト・アップ・ザ・ナイト(Light Up The Night)(1980年)」は、米ビルボード・R&B・シングルチャートで最高位16位、ニュージーランドで最高位19位、オランダでは最高位37位、英国で最高位47位・・・を記録しているようです。アルバム「ライト・アップ・ザ・ナイト(Light Up The Night)(1980年)」は、米ビルボード・R&B・アルバムチャートで最高位No.1、ニュージーランドで最高位4位、米ビルボード 200で最高位5位、英国では最高位22位、オランダで最高位43位、オーストラリアのアルバムチャートで最高位57位、カナダで最高位58位・・・を獲得しているようです。