テンパートン節炸裂の
メロウ・ソングが良いんだぁ!
♪Love To Death/Patti Austin(1981年)
パティ・オースティン!様、まだ行きますぞ!
あの頃のメロウ・ポップソング!
甘く優しくて、スタイリッシュで
やっぱりカッコイイです!
今夜も彼女のアルバム「デイライトの香り(1981年)」収録のナンバーです!
前回の、ちょっとフュージョンっぽいナンバーから一転?これぞ正に、クインシー・ジョーンズ・ワールドであり、ロッド・テンパートン節が炸裂した、あの頃のR&Bやポップ・ソングだよね?ちょっと、いや、マイケル・ジャクソンさんの「ロック・ウィズ・ユー(1979年)」と、良く似てますよね?旋律だけでなく、音作りの方も?
テンパートンさんって方でも、やってしまう・・・いやいや、あの頃の流行りだったんだよね?というか、テンパートンさんが時代を作っていらした訳だから、何も問題なし!間奏では、キーボードの、今聴くとちょっと間が抜けて聴こえて来る?♪ピヨ〜ン!って音のソロが入って来ますが、これがまた良いんです!今現在ほどテクノロジーが進化してないから、生楽器にも聴こえて来るし、シンセサイザーなんだよなぁ?とも感じる、
絶妙なサウンドが味わい深く響いて来ます!そして細かいところでは、ギター担当のスティーヴ・ルカサー氏が、エレクトリック・ギターでカッティングをしながらも、アコースティック・ギターのフレーズも入れてます!細かいところですが、リズム隊に徹しているところが、まず曲ありき!に徹していて、素晴らしいですよねぇ!ベースは、どうやらシンセベースを使っているようですが、
ドラムスの方がジョン・ロビンソンさんなんで、デジタルっぽくもありだけど、生感も感じられて、ここらへんの、良い意味で中途半端な感じも、この時代の魅力的な部分じゃない?それから、ホント、音のバランスの良さをひしひしと感じますよね?テンパートンさんの曲の良さに、クインシー様の音の取り纏め役の巧みさ!これが今聴いても全く古くないし、むしろ新しいんじゃない?なんて感じます。
そしてパティさんの歌声!
前回と同じく、ちょっと抑えた感じは同じですが、ガツ〜ンと力強く行くところは行く!熱過ぎず、スタイリッシュに?でもパワフルさもあって、これがあの時代の、R&Bヴォーカルの旬のスタイルだったんだよなぁ?カッコイイよね!反対に歌詞の方は、熱いラヴソング!死ぬほど愛して!なんて、特にニッポン人の私たちには、絶対に言えない言葉だよね?日本語で歌うと、超が付くほどの真剣事になってしまいそうだけれど、
英語で歌えば、スーっと入って来る気がします!韻を踏んで、とても滑らかに進むところが、上手くハマるんだよなぁ!でもこの時代のラヴソングを聴いていると、平和を感じて、愛こそがすべてだぁ!なんてことを、思いっきり叫びたくなります!なんて・・・あの頃の珠玉のナンバーは、今も全く色褪せないで、心に残って行くんだなぁ?
※本日の1曲「♪強く愛して(Love To Death)(1981年)」収録のアルバム「デイライトの香り(Every Home Should Have One)(1981年)」は、米ビルボード・ジャズ・アルバムチャートで最高位9位、米ビルボード・R&B・アルバムチャートで最高位16位、米ビルボード 200では最高位36位、英国で最高位99位・・・を獲得しているようです。