重たい?
いや、
やっぱりカッコイイよねぇ!
♪She Can Rock It
/The Power Station(1996年)
パワー・ステーション!さんたち、出番です!
バーナード・エドワーズさんのベース!
改めて魅了されていますが、次はこちらです!パワー・ステーションさんたち!1985年に、デュラン・デュランさんたちが、二手に分かれてプロジェクトを結成!ジョン・テイラー&アンディ・テイラーさんたちは、シックのドラマー、トニー・トンプソンさん、シンガーに、ロバート・パーマー氏を迎え、レコーディングされた、ニューヨークのスタジオの名前をそのまま冠した、パワー・ステーションを結成!
プロデューサーには、シックのベーシスト、バーナード・エドワードズさんが就任!今も変わらず、彼らのデビュー作が私の1番好きな作品!なんですよね。そんな彼らが、10年超の年月を経て、1996年にリリースされた2作目のアルバムが、「リビング・イン・フィアー(1996年)」本日の1曲は、このアルバム収録で、唯一のシングル・ナンバーです!
メンバー
アンディ・テイラーさん(ギター)、ロバート・パーマーさん(ヴォーカル)、トニー・トンプソンさん(ドラムス)※プロデュースは、バーナード・エドワーズさん
オールド・スタイルのハードロック?
いやいや、
パワー・ステーションならではの
ロックンロール・ナンバーだよね!
長い間、ちょっと重たいよなぁ!っていうのが、この曲収録の上記アルバムなんだけれど、今回また聴いてみて、やっぱり重いなぁ!です。しかし、時はグランジやオルタナティヴ・ロック、はたまた、ヘヴィ・ロックなんかが出て来ていた時と思えば、逆に彼らが、新しい時代にも挑戦することを忘れなかったってことですよね?そうだとすると、素晴らしいことだよなぁ!
そして、リズム隊のお二人のプレイ!ロックンロールだって、簡単に演っちゃう人たちなんですよねぇ?改めて、彼らシックのお二人の存在感に驚かされます!当初は、デビュー作と同じく、ジョン・テイラーさんがベースを担当するはずだったのに、彼はあの頃、ガンズのダフ&マットさん、セックス・ピストルズのスティーヴ・ジョーンズさんと組んだグループ、ニューロティック・アウトサイダーズの活動のため、
パワー・ステーションには参加出来なかったんですよね?プロジェクトの発起人であるテイラーさんなんで、ぜひ参加して欲しかったと、今でも感じてしまうんだけれども、彼の師匠であるエドワーズさんが、プロデュースだけでなくプレイヤーとして参加したということは、逆に彼の、ロックにもアプローチしたベースプレイを堪能出来たということで、正に結果オーライだったんだよね?
同じ1996年4月、アルバムのリリースを待たずに、エドワーズさんは急逝されてしまいます。享年43歳という若さで。今も悔やんでも悔やみきれないんだけれど、言わば、このアルバムが彼の遺作になったことを考えると、プレイヤーとしても参加したことは運命だったのかなぁ?さてこの曲でのエドワーズさんのプレイは、派手ではなく、ロックンロール・ナンバーに合わせたシンプルなもの!アンディさんのギター・ソロ時には、
スラップ&プル!をかましてくれてますが、この曲には、こういうシンプルなプレイ!ってところはさすがです!ドラマーのトンプソンさんも、デビュー作では、オーヴァーダビングを施した、ど派手なサウンドが思い出されますが、この曲、そしてアルバムでは、同じくシンプルでタイトなサウンド&プレイを魅せてくれています!
ここで、ロックなシンガーならば、特別感はないと思うんですが、ソウルフルでポップなベテラン!ロバート・パーマーさんが歌われることで、ホント、特別感が出て来ますよね?ミュージック・ビデオを見ると、髪を伸ばして、これぞロック・ギタリストになったアンディさんに対して、髪も短くシックな雰囲気のパーマーさんが居ることで、ただのロック・グループではないっていう、やっぱりパワー・ステーションなんだぁ!
って、特別な感じを味合わせてくれます!彼、パーマーさんは実は、ヘヴィ・メタルが好きな人だったんですよね?ヘヴィ・メタルとボサノヴァを融合させたっていうアルバム「ヘヴィ・ノヴァ(1988年)」なんてアルバムを、後にリリースされることになるほど!となると、ジョン・テイラー氏が掲げた、デュラン・デュランっていうグループの、シックにセックス・ピストルズを足し、ハードロックとの融合!
これが、この時に正に具現化された時だったのかなぁ?しかし今回また聴いて、ちょっと違うんだよなぁ?って、どうしても思っちゃったのは、アンディさんのギター!彼といったら、デュラン・デュラン好きはもちろん、パワー・ステーションのデビュー作好きな人には、♪ジャミジャミ・・・のストラト・サウンドが、アンディさんの音!しかし今回は、ギブソンのレスポールじゃないですかぁ?
そして、深みのある重たいレスポール・サウンドになっていることが、最初は、えええ?でした。でも、タイトル・ソングである、「♪リビング・イン・フィアー」なんかを演るには、レスポール・サウンドが必要だったのかなぁ?太くへヴィなサウンドを出すためには?でも・・・。と言いながらも、デビュー作でカバーした、「♪ゲット・イット・オン」のフレーズを混ぜたりしてるところなんかは、ご愛敬?これで良かったんだよ!なんてことも感じます!カッコイイですよね?
とか言ってるけれど、
でもなぁ!アンディさんといったら、ストラトの硬い音だよなぁ?って、やっぱり思っちゃうんですが・・・。そして歌詞は、♪彼女は世界を揺り動かす?そんな意味になるのかなぁ?いや、♪彼女はロックしていて、俺達を惑わす?そんな意味に取れば、結構ある歌詞の、男たちは一杯喰わされるっていう意味になるんだろうか?タトウーを見せびらかすとか、コカインのようなキッスなんて言葉出て来るし、
やはり、女性ロックンローラーの物語みたいですね?正にロックンロールな詩だよねぇ?
さらにブラッシュアップされた
パワー・ステーションの
カッコイイ〜、ロックンロール!
今も色褪せてないよねぇ?
※本日の1曲「♪シー・キャン・ロック・イット(She Can Rock It)(1996年)」は、英国のシングルチャートで最高位63位・・・を記録しているようです。