ハートはやっぱりハートですねぇ?
♪Nothin' At All/Heart(1986年)
ハート!さんたち、お願いいたします!
やっぱり、女性の歌声は良いなぁ!
もちろん、男だからそう感じるんだろうけど、特にポップ・ミュージックでは、40年前の曲が、今もキラキラ輝いているもんなぁ?なんて・・・。本日の1曲は、アメリカは、ワシントン州シアトルご出身のロックンロール・グループ、ハートさんたちの、言わば、第二章のスタートになった?アルバム「ハート(1985年)」収録で、シングル・ナンバーです!
この頃のメンバー
アン・ウィルソンさん(リード・ヴォーカル)、ナンシー・ウィルソンさん(ギター、リード&バッキング・ヴォーカル)、ハワード・リースさん(リード・ギター、キーボード&バッキング・ヴォーカル)、マーク・アンデスさん(ベース)、デニー・カーマッシさん(ドラムス)プロデュースは、ロン・ネヴィソンさんが担当。
爽やかで、ちょっとせつない?
80年代ロック・ナンバーが
今も心地良く響きます!
いやぁー、良いなぁ!
久しぶりなんですよね!彼女たちのこの曲!そしてアルバム!
70年代から活躍されていた彼女たちが、80年代を迎えて、今までのやり方を変えて・・・そんなアルバムなんですよね?外部からソング・ライターを招いて、よりポップなサウンドと旋律を目指して!と言うと、あの頃の産業ロックでしょ?とか、売れ線狙って、軽いポップ・ミュージックになったアルバム?などと、今も言われてしまうんだろうか?当時リアルタイムでは、そのような声が良く聞こえて来ました。
しかし私は、思い返せば、この頃の、軽くなったと言われたハートさんたちが、正に最初に聴いたハートさんたちだったんですよね!なんで、逆に、後で70年代なんかの音楽を遡った世代。ここで、70年代の方に魅了されて、そっちが最終的に好きになられた方々、かなりいらっしゃるようですね?でも私は、こっち、ってどっち?(笑)80年代ですねぇ!
まぁ、何回もこのブログで書いてますが、こればっかりはホント!好みの問題ですから、好きは好き、嫌いは嫌いで良いんですよね?さて本日のナンバーは、外部ライター、マーク・ミューラーさん作の1曲!シンプルなポップ・ロックですが、何とも爽やかなんだけど、ちょっとせつない雰囲気もある、やっぱりあの頃のナンバーですね!ギターソロでは、ハモリがあって、
おー、80’sだぁ!と感じますが、あくまでもシンプルなところとか、シャキッとタイトな感じがまた良いんだよね!紛れもなくあの時代の、ポップなロックだよね?これまた何回も書いてますが、軽いサウンドはあの頃のトレンドだったようですから、ちょっと今聴くと違和感はあります。しかし曲が、メロディが良いから、それも帳消しになるんじゃないでしょうか?
歌詞の方は、いろいろと過ごして来たけれども、結局、な〜〜んにもなかった!私たちには得るものがなかった!・・・そんな、ちょっとせつない歌詞のようですねえ?違うかなぁ?深〜い意味がありそうですが、そんなちょっとマイナスのことを、軽やかなビートに乗せて!っていうのが、また良いです!
アンさんのヴォーカル!
アン・ウィルソンンさん!
この歌声に触れるだけでも、満足してしまいますよ〜この曲も!女性・ロバート・プラント!なんて言われる、力強く、張りのある、そしてやはりセクシーな歌声は、素晴らしいですよね?この曲が流行っていた頃だったと記憶しているんだけれど、FEN、今はAFNですね!米軍横田基地から発信される、ラジオ局ですが、当時、日曜日の夜に毎週放送されていた、ライヴを専門にやっている番組で、ハートさんたちの最新のライヴが登場!
それをカセット・テープに録音して、良く聴いてたことを思い出しましたぁ!これは前にも書いたかなぁ?ポップになったと言われてましたが、ライヴはやはりライヴ!ロックなナンバーはよりハードに、優しいバラードはさらに優しく・・・って感じて、骨太のロック・バンドだったんだよなぁ?と感じたものです!もうそのカセット・テープは無いんで(ちゃんと取っておけば良かったなぁ!)確認が出来ないんですが、
基本的なところは何も変わっちゃいないわよ、私たちは!なんて言われているようで、70年代から演って来た、今パッと出て来た方ではない凄みを感じました。アンさんのヴォーカルが、とにかく素晴らしかったのを覚えています!これだけ声が出て、巧みさもあって、色っぽいなんて・・・正に、唯一無二の存在ですね!本日のナンバーでは、少し抑えた歌い方をされていらっしゃるようですが、とにかくこの方も、
歌い手さん!
だよねぇ?
今現在は、ハートさんたちの活動は休止されていて、アンさんはソロでの活動、ナンシーさんは他のバンドでの活動をされてるようですね?ウィキペディアにまたお世話になるんですが、驚いたのは、アンさんが、病名は公表されてないんだけれど、体調を崩されたようです。ただ、大事に至ることはなかったようで、ホント良かったですね!医師からの忠告により、今年いっぱいはライヴ活動を休まれるらしいですね。ゆ〜っくりと休んで頂き、
またお元気になられて、ステージに帰って来て欲しいです!出来ることならば、またハートとしての新作に期待したいですなぁ!スーパー・ヴォーカリスト、アン・ウィルソンさん、お待ちしております・・・。
※本日の1曲「♪ナッシン・アット・オール(Nothin' At All)(1986年)」は、米ビルボード・ロック・シングルチャートで最高位6位、米ビルボード 100で最高位10位、米キャッシュ・ボックス・トップ10では最高位11位、カナダで最高位29位、米ビルボード・アダルトコンテンポラリー・シングルチャートでは最高位40位、英国で最高位76位、オーストラリアでは最高位87位・・・を記録しているようです。アルバム「ハート(Heart)(1985年)」は、米ビルボード 200で最高位No.1、カナダで最高位3位、フィンランドで最高位18位、英国では最高位19位、スウェーデンでは最高位22位、ニッポンのオリコン・アルバムチャートでは最高位30位、オーストラリアで最高位37位、旧西ドイツで最高位57位、ヨーロピアン・アルバム・チャートでは最高位59位・・・を獲得しているようです。
またこのアルバムは、第28回(1986年)米グラミー賞では、「最優秀ロック・デュオ・グループ・ヴォーカル賞」にノミネイトされているようです。
ラベル:ナッシン・アット・オール ハート