極上バラードだよね!
♪What About Love/Heart(1985年)
ハート!さんたち、まだ行くぞ〜!
この曲、書いてなかったんだなぁ?
このアルバムって言えば!のバラードは、妹のナンシーさんがリード・ヴォーカルを取る、「♪ジーズ・ドリームス(1985年)」がありますが、こっちは既に書かせて頂いております。そしてこのアルバムの代表曲、「♪ネヴァー(1985年)」も、もう書いてましたね。本日の1曲も、前述した2曲と共に、シングル・カットされたナンバーで、「♪ジーズ・ドリームス」と同じく、極上のバラードです!
ダイナミックなロッカバラード?
いや、ちょっとせつない
ポップ・ロックバラードだよね?
いやぁ〜、この曲もやはり良いなぁ!
ブライアン・アレンさん、シェロン・アルトンさん、そして、ブライアン・アダムスさんで有名な、ジム・ヴァランスさん作のナンバー!これぞ80年代、ポップ・ロック・バラードだよなぁ!キーボードが利いてて、でもロックな香りもちゃんとあって、そしてやっぱり、アンさんの極上のヴォーカルが炸裂する、最強の1曲ではないでしょうか?
軽いサウンドも、美メロとパフォーマンスで、全く気になりませんよね?いや気になる方々はいらっしゃるかぁ?前回の「♪ナッシン・アット・オール(1986年)」のアンさんは、少し抑え気味の歌声だったけれど、このナンバーでは、ガッツリと歌い上げていらっしゃいます!御大、ロバート・プラント氏と似てるよねぇ?なんて言うと、ツェッペリン・ファンの方々から怒られてしまうかなぁ?でも、
エネルギッシュでパワフルで
そして、
色っぽさもある歌声!
久しぶりに聴いたんだけれど、素晴らしいですね!ジム・ヴァランスさんが関わっていらっしゃると聞くと、ブライアン・アダムスさんっぽさも、この曲から感じられかなぁ?ダイナミックで、彼はカナダの人だけど、大陸的な人たちの音楽ってのが、通じているんじゃないかなぁ?これだけは、我ら島国のニッポンや、同じ島国の英国勢も、出せないところだよねぇ?
ギタリストがフォーカスされていた80年代ですが、トリッキーで難しいギター・ソロは無くて、ハモりを入れたシンプルなギターソロが間奏で飛び出します!ここらへんも、良かったんじゃないでしょうか?まずは曲ありき!そしてシンプルで、コンパクトに纏めらているところが、何度聴いても飽きさせないですよね?そうかぁ?ここらへんがあの時代だったんだよねぇ?
♪愛についてはどうなの?
あなたを思ってくれる人が欲しくないの?
愛はどうなの?
見過ごさないで!
愛するってことは、どうなのよ?
私はあなたと、
それを分け合いたいだけなの・・・。
すれ違う男女?上手く人生を謳歌しているように見える男性ですが、肝心の愛することを疎かにしているんじゃない?良く胸に手を当てて、自分の人生を振り返ってみてよ!女性は見守りながらも、強く迫って行く?・・・そんな内容のようですね?いつの時代も、いや、あの時代だからこそ?良く言われるのは、携帯電話なんて無い時代で、すれ違いってことが、結局、男女の仲を引き裂いてしまうってことが、結構テーマになってましたよね?
う〜〜ん、せつないなぁ?
このすれ違いってやつで、本当は一緒になっていた男女が結ばれずに終わってしまう!こう言うことが、たくさんあの時代にはあったんだろうなぁ?ちょっと悲しくなるんだけれど、せつないバラードのテーマにはピッタリだよね?アンさんの歌声が、そういうことを感じながら聴くと、さらに、せつなく響いて、悲しくなってしまいます。
そして、フェイドアウトでゆっくり終わるかと思ったら、アンさんが、ガツ〜〜〜ンと、力強いヴォーカルをラストにかましてくれます!これ聴くと、凄ぇ〜〜〜!って思うなぁ!ファルセットも駆使しながらも、分厚い、でも艶のある、セクシーな女性ヴォーカルが、やっぱりカッコイイ〜!
主役はアン・ウィルソン!
ですよね?
色褪せない極上バラードですね・・・。
※本日の1曲「♪ホワット・アバウト・ラヴ(What About Love)(1985年)」は、米ビルボード・ロック・シングルチャートとカナダのアダルト・コンテンポラリー・シングルチャートで最高位3位、カナダで最高位8位、米ビルボード 100では最高位10位、米キャッシュ・ボックスで最高位17位、オーストラリアで最高位28位、旧西ドイツのシングルチャートで最高位43位・・・を記録しているようです。アルバム「ハート(Heart)(1985年)」は、米ビルボード 200で最高位No.1、カナダで最高位3位、フィンランドでは最高位18位、英国で最高位19位、スウェーデンのアルバムチャートでは最高位22位、ニッポンのオリコン・アルバムチャートで最高位30位、オーストラリアで最高位37位、旧西ドイツで最高位57位、ヨーロピアン・アルバムチャートでは最高位59位・・・を獲得しているようです。
そしてこのアルバム「ハート(Heart)(1985年)」は、第28回米グラミー賞において、「最優秀(デュオ又はヴォーカル)ロック・ヴォーカル・パフォーマンス賞」にノミネイトされているようです。正に彼女たちの、第2章の始まりを告げた1作だったんですね?
ラベル:ホワット・アバウト・ラヴ ハート