ギターが、サウンドが・・・生々しいなぁ!
♪Over The Mountain
/Ozzy Osbourne(1981年)
オジー・オズボーン!さん、次はなんでしょう?
あえて、この曲は外していたんだけれど、やっぱり外せませんね!と言うことで今宵も、オジー・オズボーンさんの2ndアルバム「ダイアリー・オブ・ア・マッドマン(1981年)」収録で、アルバムのオープニング・ナンバーです!
生々しくお見事なアンサンブル!
素晴らしいよねぇ?
そして、
ランディさんのギターだぁ〜!
前回の「♪リトル・ドールズ(1981年)」と比べると、よりヘヴィ・メタルなナンバーだよね?でも、よりシンプルで?ディズリーさんのベースも、この曲ではかなりシンプルです!イントロでは、前曲と同じくカースレイクさんの、♪ドコドコドコ・・・と、脳天を揺さぶるイントロから始まります。しかし、やっぱり、いたってシンプルなナンバーですよね?そこが良いんだよ〜!って曲だと私は思います。
1stアルバムの方も、また聴いているんだけれど、こっちの方がカチっとしてて、80年代風なのかなぁ?って感じるんですが、いかがでしょうか?ランディさんのギターは、もちろん唸りを上げて響き渡っていますが、カチっと収まっている気がします。一方、本日の1曲、収録のアルバムの方は、生々しいですよね?ランディさんは、ホワイト・ボディのギブソンのレスポール・カスタムを使っていらしゃいましたが、
この頃は、黒いボディで白い水玉模様がペインティングされた、アーム付きのフライングVや、ジャクソンのVも使っていらっしゃいましたよね?この、黒いボディのフライングVを、本日のナンバーでは使っているのかなぁ?揺れるアーミング・ソロなんかが出て来るし。そして何度も言いますが、1stよりも生々しいギター・サウンドが、何だろう?より耳や脳を刺激して来ますよね?いやぁ〜、カッコイイなぁ〜!と感じます。
思い返してみると、私はこの曲が最初に聴いた、オジー・オズボーンさんの曲だったんだよねぇ!なんで、思い入れがあるし、感受性の高い思春期に聴いたってことで、いつまでも残っているんですね?ちょっと前に聴いた時よりも、また今、あの時代が巡って来てる?入って来ますよ〜!そしてランディさんが主役な曲だと感じるんだけど、ディズリーさんのシンプルなベース、カースレイクさんの派手なドラミング、
そして、オジーさんの歌声があって、この絶妙なアンサブルがあっての、この曲なんだよねぇ?今回また聴いていて凄く感じるんだよなぁ!曲の展開とか曲自体は、とてもシンプルなのに、ドラマティックで、スリリングで、ダイナミックで・・・けれど、コンパクトに纏まってはいない?ここらへんが、1stよりもかっこよく感じますなぁ。
歌詞の方は、前回と同じく詳しく分からなくても、もうこのグルーヴで十分です!が、難しい詩だよね?魔法とか霊界なんていう単語が出て来るんで、暗黒の世界を描写しているのかなぁ?と思ったりするんだけれど、実はラヴソングで?私と一緒に山を越えて、求める場所へ一緒に行こう!って言う、前向きな詩なんじゃない?なんて感じているんですが、どうだろう?
ランディ・ローズさんは、残念なことにこのアルバムのツアー時に、飛行機事故により早逝されてしまいます。オジーさんにしてみれば、正にご自身の第2章の、そして、新たなメンバーと共に、順調に行っていた頃ですから、相当なダメージを受けられたことでしょう。ホント残念無念ですよね?そんな悲しみを乗り越えて?
その後は、ジェイク・Eリーさん、ザック・ワイルドさん、そしてガス・Gさん・・・へと、ギタリストが代って行き、今現在はザック・ワイルドさんが、また戻っていらっしゃるようですね?もしランディさんが天に召されることがなかったならば、おそらく今も、クワイエット・ライオットへの参加があったかもしれませんが、オジーさんと共に過ごされていたのかなぁ?そんなことを思うと悲しくなって来ますが・・・。
しかし、ランディ・ローズさんの存在は、今もアルバムを通して堪能することが出来ます!いつまでも、彼の珠玉のプレイを、聴いて行きたいと感じるばかりですね。クラシカル・ミュージックからの影響も受けていらしたようで、そう言えば、そうかぁ?ってフレーズがありますよね?そんな稀有な、素晴らしい、そして、小柄で、優しい笑顔がとても印象的だったランディローズさん。ファンは絶対忘れることはないでしょう・・・。
※本日の1曲「♪オーヴァー・ザ・マウンテン(Over The Mountain)(1981年)」収録のアルバム「ダイアリー・オブ・ア・マッドマン(Dirary Of A Madman)(1981年)」は、英国のアルバムチャートで最高位14位、米ビルボード 200で最高位16位、カナダでは最高位17位・・・を獲得しているようです。そしてこのアルバムは米国で、300万枚を売り上げて、トリプル・プラチナムに認定されているようです。