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2024年09月12日

1622.♪レッツ・ゲット・イット・オン




いやぁ〜、極上のカバーだよね?


♪Let’s Get It On
/The Power Station(1996年)


パワー・ステーション!さんたち

まだ行きましょ〜う!

デビュー作でも、T.REXさんの、「♪ゲット・イット・オン」と、アイズレー・ブラザーズさんたちの、「♪ハーベスト・フォー・ザ・ワールド」の、ロック系とR&B系のカバーが2曲ありましたが、この2作目も同じく、ロックは、ビートルズさんたちの、「♪タックス・マン」R&B系は、本日の1曲!マービン・ゲイ様の、「レッツ・ゲット・イット・オン」を、彼らはカバーしています!

このマービン様のカバーは、ロバート・パーマーさんが、歌いたい!と、おっしゃったんでしょうね?もちろん他のメンバーも、二つ返事でOK!ってことだったと推測します!今宵は、彼らの2作目のアルバム「リビング・イン・フィアー(1996年)」収録で、前述しましたが、マービン・ゲイ様のカバー・ソングです!

ロバート・パーマーさんの歌!
マービン様に迫ってますよね?
素晴らしい!

アンディ・テイラーさんの、ギターのアルペジオのフレーズがイントロになっています!原曲よりも、やっぱり新しいサウンドかぁ?と思いきや、オリジナルに意外と忠実なアレンジなんだよね?でもでも、これでこの曲は良いんだよー!だって、マービン様の曲だもんね!エドワーズ&トンプソンさんたちご両人のリズム・セクションも、シンプルにカバーしてて、これまた、良いです!

だって、マービン様の曲ですからね?(笑)でもさすがのご両人!シンプルですが、グルーヴィなリズムを、さらりと演っちゃってて、このお二人も凄腕のプレーヤーなんだよなぁ!改めて感じています。

パーマーさんが、素晴らしい!

そして主役は、彼だよね!

実は、久しぶりに聴いているんだけれども、パーマーさん、凄ぇー!連発しております!ちょっとしゃがれた渋い歌声と、艶のあるダンディーな雰囲気の喉と、両方持っていらっしゃるのは、知っていたんですが、この曲では、正にソウルマン!マービン様が乗り移ったような、ホント!ソウルフルな歌声が響き渡っています!上手いのは分かっていたけれど、こんなにもこの曲を歌いこなしていらっしゃったとは、感激です!

ファルセットも悠々とこなしてるし・・・アフリカン・アメリカンだよなぁ?ブルー・アイド・ソウルだよなぁ?しかし、英国紳士風の、渋いダンディーな容姿と来りゃぁ〜!やっぱりカッコイイよね?これだぁ!これに私は憧れたんです!しかし、米国トラッドの総本山、ブルックス・ブラザーズが倒産してしまうほど、スーツを着る方々が少なくなってしまった現代では、スーツ姿で決めた渋いダンディーは、違うよー!になってしまうかなぁ?

アンディさんも、得意のカッティングを惜しげもなく披露していて、この人も器用な方なんだよなぁ?と、改めて感動しています!ロックンロールはもちろん行けるけれど、デュラン・デュランの頃には、クリーン・トーンのカッティングの巧みさには定評がありました!彼も素晴らしいギタリストだよねぇ?

紡がれる歌詞は、正に愛し合おう!ちょっと官能的、いや、だいぶエロい詩ですが、良いじゃないですかぁ!男と女が愛し合う!平和だからこそ出来ることですよね?マーヴィンさんのオリジナル時は、後二年で終わるとはいえ、ベトナム戦争が続いていた時!そして世の中は反戦を訴える、一つのムーヴメントがあった時代。争いは止めて、人間同士繋がり合って、平和を築いて行こうよ!っていう、正にメッセージですよね?

今も世界では、戦争が紛争が続いています!そんな時代だからこそ、この歌、詩は、今も響いて来ます!年齢はマーヴィンさんの方が一回り上ですが、同じ時期に活動され、お互い刺激し合っていたと聞く、スティーヴィー・ワンダーさんですが、訴えたいことはやっぱりご両人共、同じだったんですね?争いのない、人々が繋がり合う世界!そんな詩を聴くと、21世紀になっても、まだ叶わないんだなぁ?って、辛い気持ちになってしまいますね・・・。

さてその後のパワー・ステーションさんたちは、惜しくも、惜しくも、シンガーのロバート・パーマーさん、ドラマーのトニー・トンプソンさんも、バーナードさんに続き、急逝されてしまい、もう二度と新作を聴くことが出来なくなってしまいます。本当に、本当に残念無念です!どうして、三人ものアーティストが急逝されてしまったのだろう?たら・ればは禁物ですが、もし彼らがまだご健在だったならば、

パワー・ステーションっていうグループの曲を、もっともっと私たちは、聴くことが出来たことでしょう!ホント残念だよなぁ!1985年のデビュー・アルバム、1996年の2作目「リビング・イン・フィアー」大切にしたいですね!本当に、そう思うばかりでございます・・・。




posted by のぶそうる at 21:35| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | アーティスト(洋楽)ナ行・ハ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月06日

1621.♪シー・キャン・ロック・イット




重たい?
いや、
やっぱりカッコイイよねぇ!


♪She Can Rock It
/The Power Station(1996年)


パワー・ステーション!さんたち、出番です!

バーナード・エドワーズさんのベース!

改めて魅了されていますが、次はこちらです!パワー・ステーションさんたち!1985年に、デュラン・デュランさんたちが、二手に分かれてプロジェクトを結成!ジョン・テイラー&アンディ・テイラーさんたちは、シックのドラマー、トニー・トンプソンさん、シンガーに、ロバート・パーマー氏を迎え、レコーディングされた、ニューヨークのスタジオの名前をそのまま冠した、パワー・ステーションを結成!

プロデューサーには、シックのベーシスト、バーナード・エドワードズさんが就任!今も変わらず、彼らのデビュー作が私の1番好きな作品!なんですよね。そんな彼らが、10年超の年月を経て、1996年にリリースされた2作目のアルバムが、「リビング・イン・フィアー(1996年)」本日の1曲は、このアルバム収録で、唯一のシングル・ナンバーです!

メンバー

アンディ・テイラーさん(ギター)、ロバート・パーマーさん(ヴォーカル)、トニー・トンプソンさん(ドラムス)※プロデュースは、バーナード・エドワーズさん

オールド・スタイルのハードロック?
いやいや、
パワー・ステーションならではの
ロックンロール・ナンバーだよね!

長い間、ちょっと重たいよなぁ!っていうのが、この曲収録の上記アルバムなんだけれど、今回また聴いてみて、やっぱり重いなぁ!です。しかし、時はグランジやオルタナティヴ・ロック、はたまた、ヘヴィ・ロックなんかが出て来ていた時と思えば、逆に彼らが、新しい時代にも挑戦することを忘れなかったってことですよね?そうだとすると、素晴らしいことだよなぁ!

そして、リズム隊のお二人のプレイ!ロックンロールだって、簡単に演っちゃう人たちなんですよねぇ?改めて、彼らシックのお二人の存在感に驚かされます!当初は、デビュー作と同じく、ジョン・テイラーさんがベースを担当するはずだったのに、彼はあの頃、ガンズのダフ&マットさん、セックス・ピストルズのスティーヴ・ジョーンズさんと組んだグループ、ニューロティック・アウトサイダーズの活動のため、

パワー・ステーションには参加出来なかったんですよね?プロジェクトの発起人であるテイラーさんなんで、ぜひ参加して欲しかったと、今でも感じてしまうんだけれども、彼の師匠であるエドワーズさんが、プロデュースだけでなくプレイヤーとして参加したということは、逆に彼の、ロックにもアプローチしたベースプレイを堪能出来たということで、正に結果オーライだったんだよね?

同じ1996年4月、アルバムのリリースを待たずに、エドワーズさんは急逝されてしまいます。享年43歳という若さで。今も悔やんでも悔やみきれないんだけれど、言わば、このアルバムが彼の遺作になったことを考えると、プレイヤーとしても参加したことは運命だったのかなぁ?さてこの曲でのエドワーズさんのプレイは、派手ではなく、ロックンロール・ナンバーに合わせたシンプルなもの!アンディさんのギター・ソロ時には、

スラップ&プル!をかましてくれてますが、この曲には、こういうシンプルなプレイ!ってところはさすがです!ドラマーのトンプソンさんも、デビュー作では、オーヴァーダビングを施した、ど派手なサウンドが思い出されますが、この曲、そしてアルバムでは、同じくシンプルでタイトなサウンド&プレイを魅せてくれています!

ここで、ロックなシンガーならば、特別感はないと思うんですが、ソウルフルでポップなベテラン!ロバート・パーマーさんが歌われることで、ホント、特別感が出て来ますよね?ミュージック・ビデオを見ると、髪を伸ばして、これぞロック・ギタリストになったアンディさんに対して、髪も短くシックな雰囲気のパーマーさんが居ることで、ただのロック・グループではないっていう、やっぱりパワー・ステーションなんだぁ!

って、特別な感じを味合わせてくれます!彼、パーマーさんは実は、ヘヴィ・メタルが好きな人だったんですよね?ヘヴィ・メタルとボサノヴァを融合させたっていうアルバム「ヘヴィ・ノヴァ(1988年)」なんてアルバムを、後にリリースされることになるほど!となると、ジョン・テイラー氏が掲げた、デュラン・デュランっていうグループの、シックにセックス・ピストルズを足し、ハードロックとの融合!

これが、この時に正に具現化された時だったのかなぁ?しかし今回また聴いて、ちょっと違うんだよなぁ?って、どうしても思っちゃったのは、アンディさんのギター!彼といったら、デュラン・デュラン好きはもちろん、パワー・ステーションのデビュー作好きな人には、♪ジャミジャミ・・・のストラト・サウンドが、アンディさんの音!しかし今回は、ギブソンのレスポールじゃないですかぁ?

そして、深みのある重たいレスポール・サウンドになっていることが、最初は、えええ?でした。でも、タイトル・ソングである、「♪リビング・イン・フィアー」なんかを演るには、レスポール・サウンドが必要だったのかなぁ?太くへヴィなサウンドを出すためには?でも・・・。と言いながらも、デビュー作でカバーした、「♪ゲット・イット・オン」のフレーズを混ぜたりしてるところなんかは、ご愛敬?これで良かったんだよ!なんてことも感じます!カッコイイですよね?

とか言ってるけれど、

でもなぁ!アンディさんといったら、ストラトの硬い音だよなぁ?って、やっぱり思っちゃうんですが・・・。そして歌詞は、♪彼女は世界を揺り動かす?そんな意味になるのかなぁ?いや、♪彼女はロックしていて、俺達を惑わす?そんな意味に取れば、結構ある歌詞の、男たちは一杯喰わされるっていう意味になるんだろうか?タトウーを見せびらかすとか、コカインのようなキッスなんて言葉出て来るし、

やはり、女性ロックンローラーの物語みたいですね?正にロックンロールな詩だよねぇ?

さらにブラッシュアップされた
パワー・ステーションの
カッコイイ〜、ロックンロール!

今も色褪せてないよねぇ?


※本日の1曲「♪シー・キャン・ロック・イット(She Can Rock It)(1996年)」は、英国のシングルチャートで最高位63位・・・を記録しているようです。



posted by のぶそうる at 21:32| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | アーティスト(洋楽)ナ行・ハ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月12日

1615.♪強く愛して




テンパートン節炸裂の
メロウ・ソングが良いんだぁ!


♪Love To Death/Patti Austin(1981年)


パティ・オースティン!様、まだ行きますぞ!

あの頃のメロウ・ポップソング!
甘く優しくて、スタイリッシュで
やっぱりカッコイイです!

今夜も彼女のアルバム「デイライトの香り(1981年)」収録のナンバーです!

前回の、ちょっとフュージョンっぽいナンバーから一転?これぞ正に、クインシー・ジョーンズ・ワールドであり、ロッド・テンパートン節が炸裂した、あの頃のR&Bやポップ・ソングだよね?ちょっと、いや、マイケル・ジャクソンさんの「ロック・ウィズ・ユー(1979年)」と、良く似てますよね?旋律だけでなく、音作りの方も?

テンパートンさんって方でも、やってしまう・・・いやいや、あの頃の流行りだったんだよね?というか、テンパートンさんが時代を作っていらした訳だから、何も問題なし!間奏では、キーボードの、今聴くとちょっと間が抜けて聴こえて来る?♪ピヨ〜ン!って音のソロが入って来ますが、これがまた良いんです!今現在ほどテクノロジーが進化してないから、生楽器にも聴こえて来るし、シンセサイザーなんだよなぁ?とも感じる、

絶妙なサウンドが味わい深く響いて来ます!そして細かいところでは、ギター担当のスティーヴ・ルカサー氏が、エレクトリック・ギターでカッティングをしながらも、アコースティック・ギターのフレーズも入れてます!細かいところですが、リズム隊に徹しているところが、まず曲ありき!に徹していて、素晴らしいですよねぇ!ベースは、どうやらシンセベースを使っているようですが、

ドラムスの方がジョン・ロビンソンさんなんで、デジタルっぽくもありだけど、生感も感じられて、ここらへんの、良い意味で中途半端な感じも、この時代の魅力的な部分じゃない?それから、ホント、音のバランスの良さをひしひしと感じますよね?テンパートンさんの曲の良さに、クインシー様の音の取り纏め役の巧みさ!これが今聴いても全く古くないし、むしろ新しいんじゃない?なんて感じます。

そしてパティさんの歌声!

前回と同じく、ちょっと抑えた感じは同じですが、ガツ〜ンと力強く行くところは行く!熱過ぎず、スタイリッシュに?でもパワフルさもあって、これがあの時代の、R&Bヴォーカルの旬のスタイルだったんだよなぁ?カッコイイよね!反対に歌詞の方は、熱いラヴソング!死ぬほど愛して!なんて、特にニッポン人の私たちには、絶対に言えない言葉だよね?日本語で歌うと、超が付くほどの真剣事になってしまいそうだけれど、

英語で歌えば、スーっと入って来る気がします!韻を踏んで、とても滑らかに進むところが、上手くハマるんだよなぁ!でもこの時代のラヴソングを聴いていると、平和を感じて、愛こそがすべてだぁ!なんてことを、思いっきり叫びたくなります!なんて・・・あの頃の珠玉のナンバーは、今も全く色褪せないで、心に残って行くんだなぁ?


※本日の1曲「♪強く愛して(Love To Death)(1981年)」収録のアルバム「デイライトの香り(Every Home Should Have One)(1981年)」は、米ビルボード・ジャズ・アルバムチャートで最高位9位、米ビルボード・R&B・アルバムチャートで最高位16位、米ビルボード 200では最高位36位、英国で最高位99位・・・を獲得しているようです。



posted by のぶそうる at 23:57| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | アーティスト(洋楽)ナ行・ハ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする