ポップでロックで
ちょっとプログレ入ってて
めちゃくちゃカッコイイ〜!
♪The Spirit Of Radio/Rush(1980年)
ラッシュ!さんたち、まだ行きます!
「グレイス・アンダー・プレッシャー(1984年)」より、3つ前のアルバム「(永遠の波)パーマネント・ウェイヴス(1980年)」このアルバムも、そう言えば、聴いていたことを思い出しました!1曲目のナンバーが、ポップで良かったよなぁ?改めて聴いてみると?・・・今夜は、上記、彼らの通算7作目のアルバム収録で、1stシングル&アルバムのオープニング・ナンバーです!
そこかしこにテクニックを
見せつけてるけど、
80年代到来を感じる
理屈抜きにカッコイイ〜です!
「(永遠の波)パーマネント・ウェイヴス」は、ラスト1曲の中に、3曲の曲が組み込まれていて、まだまだプログレっぽい雰囲気が残ってたりしますが、このアルバムからポップで、いわゆる80年代を見据えた、新しいラッシュ像を知らしめた作品だと、ウィキペディア他、おっしゃっていらっしゃる方々が、多いようですね?前回の「グレイス・アンダー・プレッシャー」ほどには、まだ80年代だぁ!ではないけれど、
本日のナンバーと、2曲目の「♪フリー・ウィル」あたりは、ポップさを感じますよね?さて本日のナンバーですが、いきなりライフソンさんのギターの、♪タリラリラリラリ・・・のイントロから始まって、リー&パートさんの、ちょっとひねったリズムが入って来る!そして、ポップなAメロに入って行く・・・理屈抜きにカッコイイ〜なぁ!今聴いても感じます。
ライフソンさんのギターの音色が、やっぱり80年代してますよね?コードカッティングとアルペジオの絶妙な融合?ここらへんも80年代っぽいし。考えたら彼らご3方は、この頃まだお若かったんだよね?大御所感があるんで、もっと前の方々だと錯覚してしまってたんだけれど、まだこの頃20代後半だったんですねぇ?ならば、第2章ならぬ、新しい時代に果敢に挑戦したってのは、十分理解出来ますよね?
と言うか、彼らは何でも出来ちゃう腕の持ち主なんで、何でも出来ちゃうんだろうねぇ?(笑)しかしご3方皆さん、素晴らしいんですが、パートさんのドラミングが凄いなぁ!この曲をライヴで演ると、観客の皆様方がパートさんのフィルインを真似してて、最初見た時には、おお〜〜!って思ったものです。まぁ〜、素晴らしい演奏ですよね!彼のドラミングを聴いていると、ふと思い出したのが、
スチュワート・コープランドさん!ご存知、ザ・ポリスのドラマーでリーダー!彼もテクニシャンですが、ちょっと抑えて、見せるところは見せるけれど、シンプルなドラミングでしたよね?この曲のパートさんも、抑えながらも、おお〜!なところが、見え隠れしてます!タムの流れるようなフィルインが、お二人の共通点?これがまた聴いてる方は、気持ち良いです!
そして、リーさんは、これまたシンプルなんだけど、ブイブイとベースを鳴らしていて、実はコピーしたら、めちゃくちゃ難しいんだろうフレーズを、かましています!そんなベースを弾きながら、歌も歌っていらっしゃるんですから、プロフェッショナルだよなぁ?弾きながら歌うって、私はアマチュアのコピー・バンドでしたが、試しましたけど、難しいんですよね?特にこういうベースのフレーズを弾きながらって、絶対難しいですよ〜!
さすがのパフォーマンスです!
ラストには、何と?レゲエ調のパートが出て来る!これには最初驚いたんだけれど、お洒落だよね?考えたら、前述のスチュさんのザ・ポリスさんたちも、レゲエのリズムを大胆に取り入れたグループでしたよねぇ?この2つのグループには共通点がありそうですなぁ!そうそう、ブログをやられている方が、このナンバーは実は、レコード会社サイドから、分かりやすくポップなナンバーを作れ!と言われて出来上がった曲!と書かれています。
そうなんですかぁ?いやいや、ショックです!私は、進化を恐れず、ポップなサウンドを演ってみようぜぇ!だとばかり思っていたんで。歌詞の内容を読んでみると、♪音楽チャートは冷たくはない!本当の問題になるのは、あなたの誠実さだ。そう君の誠実さだよ。音楽が持つ自由を我々は信じたいのさ。キラキラした賞や終わりのない妥協が、真摯な幻想を粉々にしてしまうんだ・・・。
いわゆる、音楽を商業主義にしてしまった人・ことに対する、皮肉を歌っているようですね?そうだったのかぁ?80年代に音楽をじっくりと聴き始めて、今も80年代の音楽を愛する私にとっては、ショックです!確かに、産業ロックなんて言葉があった時代。MTVも始まり、確かに商業主義になってしまっていたとは思いますが、だからこそ、逆にコンパクトに纏められた、分かりやすい音楽ってのが出て来たのは、紛れもなくこの時代だからこそ。
なんて思うんですが、70年代に音楽を楽しんでいらした方々には、違うよ〜!だったんでしょうね?ここらへんは賛否両論、喧々諤々・・・あることでしょう!でも音楽ってのは、最終的には好きか、嫌い!ってことに終結するのかなぁ?でも私は、進化を恐れず、次の時代にも果敢に挑戦して行った、ラッシュさんたちの勇姿だと信じたいなぁ!なんて・・・。
素晴らしい1曲!
これだけは間違いないですよね?
※本日の1曲「♪ザ・スピリット・オブ・レイディオ(The Spirit Of Radio)(1980年)」は、英国のシングルチャートで最高位13位、カナダで最高位22位、米ビルボード 100で最高位51位・・・を記録しているようです。アルバム「パーマネント・ウェイヴス(永遠の波)(Permanent Waves)(1980年)」は、カナダと英国のアルバムチャートで最高位3位、米ビルボード 200で最高位4位、ノルウェーで最高位21位、スウェーデンでは最高位26位、オランダで最高位38位・・・を獲得しているようです。