メロウ・ファンキー炸裂!
御大の取り纏め役の素晴らしさに乾杯!
♪Razzamatazz
/Quincy Jones with Patti Austin(1981年)
クインシー・ジョーンズ!様、どうぞ!
カッコイイ〜なぁ〜!
クインシー様のリーダー・アルバム!
やっぱり聴きたくなっちゃいましたね!今夜は、御大のソロ・アルバム「愛のコリーダ(The Dude)(1981年)」収録のナンバーです!
バックのアーティスト
クインシ―様(プロデュース&バッキング・ヴォーカル)、パティ・オースティンさん(リード・ヴォーカル)、ケイシー・チスクさん、ヨンネ・ルイスさん(バッキング・ヴォーカル)パウリーニョ・ダ・コスタさん(パーカッション)、チャック・フィンドレーさん(トランペット)、ハービー・ハンコックさん(エレクトリック・ピアノ)、ジェリー・ヘイさん(トランペット、ホーン・アレンジメント、ストリングス・アレンジメント&シンセサイザー・アレンジメント)、
キム・ハッチクロフトさん(サックス&フルート)、ビル・レイケンバック・ジュニアさん(トロンボーン)、アーニー・ワッツさん(サックス&フルート)、スティーヴ・ルカサーさん(ギター&ギター・ソロ)、グレッグ・フィリゲインズさん(シンセサイザー&エレクトリック・ピアノ)、イアン・アンダーウッドさん(シンセサイザー)、ロッド・テンパートンさん(ソングライティング&アレンジメント)、デヴィッド・ウォリンスキさん(シンセベース)・・・。
ディスコでフィーバー!
珠玉のメロウ・ファンキーソングが
御大のプロデュースで冴え渡る!
御大のこのアルバムと言えば、「♪愛のコリーダ(1981年)」だよねぇ!当時中学一年生だった私は、ラジオでこの曲を良く聞きましたぁ!と言うか、そこかしこで流れていたのを覚えています!跳ね上がるリズムがもうノリノリで、こういう音楽って、ディスコでフィーバーしていらしゃる方々が、踊っていらっしゃる曲なんだろうなぁ?なんてことを思ってました。丁度、ハードロックを聴き始めた頃だったので、
俺が好きなのとは、ちょっと違うよなぁ?なんて思いながら。ただ思い返せば、いろいろなジャンルの音楽に耳が行っていた時で(実は今もそうなんだけれど)、この曲がもしかすると、私が後に、ファンキーな音楽が好きになる瞬間だったのかもしれません。さて本日のナンバーも、正にクインシー様の世界の、メロウ・ファンクですよね?クインシー・ファミリーの、紅一点、パティ・オースティンさんがリード・ヴォーカルを取るナンバー!
この方も、サラりとクールに歌われる方だと記憶していたんだけれど、いやいや、のど越ししゃがれたパワフルなアフリカン・アメリカン・ヴォーカルで、聴かせて下さいます!でも、ここらへんは御大クインシー様の世界?力強いんだけど、熱過ぎず、スタイリッシュで、カッコイイ〜んだよなぁ!ジョージ・ベンソンさんも、マイケル・ジャクソンさんも、そして、ブラザーズ・ジョンソンさんたちも、そうですよね?
80年代の新しい風は、こういうスタイルなんだよ!ってことなんでしょうか?風向きをしっかりと読んでいたんでしょうねぇ〜、御大は?私は、この80年代に入った、正に1981年から洋楽を聴き始めた人!この時代から入ったんで、逆に70年代の音楽を遡った時に、ちょっと違和感を感じました。結局はどちらの時代の音楽も好きなんですが、この80年代は、ひとつの転換期だったんですねぇ?
さてこの曲も、バックに豪華絢爛なプレイヤーが集結しています!この時代御大は、多忙を極めていたんだなぁ!前述した、ジョージ・ベンソンさん、マイケル・ジャクソンさん、ブラザーズ・ジョンソンさんたちのアルバムのプロデュースをして、即、ご自身のリーダー・アルバムを作っていらっしゃるんですからね?この後には、マイケルさんの「スリラー(1982年)」そして、「♪ウィー・アー・ザ・ワールド(1985年)」
・・・と続いて行くわけで、正に時の人だったんだなぁ?元々はジャズ畑の方で、トランペッターの方だそうですが、取り纏め役、プロデューサーの才能が際立って、どんどんとそっちの方へ行って、最終的にはアフリカン・アメリカンのアーティストさんたちが、いつも集まって来て・・・結局は、アメリカの黒人のポップ・ミュージックの歴史を作った方と言っても、過言ではないでしょう!
後の「バック・オン・ザ・ブロック(1989年)」、「Q's Jook Joint(1995年)」では、さらに進化したお姿を見せて下さることになる!改めて御大の存在に、才能にセンスに感動しちゃってます!前述した「♪ウィ・アー・ザ・ワールド」で、ルイス・ジョンソンさんがベース担当で呼ばれたんだけれども、最終的にベースは、シンセベースに差し換えられたっていう逸話がありますが、
本日のナンバーも、ルイス・ジョンソンさんはこの曲では参加せず、デヴィッド・ウォリンスキさんが操るシンセベースになっています!ここらへんも、デジタルリズムの方が良いんじゃない?ってことなんだろうね?改めて聴いてみると、ちょっと生楽器演奏のベースの音のように聴こえるサウンドになっていて、でも機械的な感じもある、カッコイイ〜リズムになってるんですから、やはり御大の才能とセンスだよなぁ?
御大の取り纏め役の素晴らしさを
ホント、堪能しています・・・。
※本日の1曲「♪ラザマタズ(Razzamatazz with Patti Austin)(1981年)」は、英国のシングルチャートで最高位11位、米ビルボード・R&B・シングルチャートで最高位17位・・・を記録しているようです。アルバム「愛のコリーダ(The Dude)(1981年)」は、米ビルボード・R&B・アルバムチャートと、米ビルボード・ジャズ・アルバムチャートで最高位No.1、ノルウェーで最高位8位、米ビルボード 200で最高位9位、スウェーデンでは最高位19位、旧西ドイツで最高位54位、オーストラリアでは最高位63位・・・を獲得しているようです。